■清水草一の“絶対乗っとけ”3台
「絶対乗っとけ」と言うからには、あんまり高いクルマを挙げるのは控えようと思いまして、こちらの3台になりました。
今の時代、高回転高出力型のエンジンを日常的に楽しむのは難しい。
低い回転から太いトルクを楽しめる最新のターボが、快感の総量がデカいと思うのです。つまり、現代のダウンサイジングターボは絶対乗っとけ! と私は言いたい。
そのなかから選ぶと、まずスイスポ!
140psの1.4Lターボは低中回転域でとっても痛快! しかもお値段はたったの201万円から。「これこそ絶対乗っとけ!」と言いたいですわ。
まず自分が買えって感じだけど。
続いてルノールーテシア。1.3Lターボは131ps。コイツは低中回転域だけでなく、高回転域でも痛快!
GT-Rの技術が使われているせいだろうか? これまた237万円からとお買い得! 乗らずには死ねない。
そして最後は、スカイライン400Rです。これは少々お高いですが、3L V6の400psは伊達じゃない。ドッカーンと豪快に加速するスカGに涙が出る。
乗り心地もフンワリしててオッサン向き。お財布に余裕のある中高年スカイラインファンは絶対乗っとけ!
■小沢コージの“絶対乗っとけ”3台
現行N-BOXノンターボに乗って2年経つが実はキモはエンジンかも? とも思っている。
パワースペックは660cc直3でクラストップの58ps/6.6kgm。数字は大したことないが他社がほぼマイルドハイブリッドなのに対し、発進はN-BOXのほうが自然。
直3のラフさもないし、オマケに最初5mの出足はターボと大差ない。142万円台スタートの価格も含めコレは現国民車の大きなアドバンテージ。地味だが飽きない標準価格米の味。
かたやLXの5.7L V8はもうヤバい。エンジンかけた瞬間からズワーンとなんとも言えない力強いサウンドが漂い、アクセルを踏み込むとまるで地面ごと動くよう。
正直、全長5mで車重2.7トンのフレーム付きボディに繊細さはない。
ステアリングもしっとりはしてるが、どこ切ってるかわからない部分もある。モワーンと回るV8も含め、基本大味。
だが、そこにはコンパクトカーにはない男らしさがある。体重150kgで動けるお相撲さんはこんな風に世の中見えるのかも。
ぶっちゃけ最新BMW直6ディーゼルツインターボはサイコーだ。ピークパワー265psに、ピークトルク63.2kgmの極端なトルク寄りのスペックだけじゃない。
ゼロ発進から力はモリモリ、それでいて4000回転まで驚くほどスムーズ。ディーゼルのトルクとガソリンの伸びを併せ持ったようないいとこ取りユニット。
その密度感、ドラマティックさはヘタなスーパーカーのV8ガソリンにマジで負けない。
ウソだと思うなら乗ってみな、だ。みんなホントだから。
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