絶滅寸前からセレブの証に? 実は日本が「リアウイング王国」である理由!


■世界と比べると日本は「リアウイング天国」?

 こうして国内外を比較してみると、減った減ったと言っても、国産車にはディーラーでリアウイングが装着してもらえるモデルが、かなり多いことがわかる。意外なことに、日本はリアウイング王国だったのだ! 

 日本人は、それだけリアウイングへの思い入れが深いのではないだろうか? 特に中高年世代のクルマ好きにとっては、「スーパーカーライト」と呼ばれたリトラクタブルヘッドライトと並んで、リアウングは憧れの装備のひとつ。「死ぬまでにリアウイング付きのクルマに乗りたい」と、密かな願望を抱いている者は少なくない。

 また、世間的な拒絶反応も、かつてに比べると劇的に減少している。初日の出暴走系のドレスアップ車はほとんど消滅し、「リアウイング=社会のメーワク」といった、ネガティブなイメージも消えた。昔を知っている女性は、いまだに「ゾクっぽい」「オタクっぽい」とリアウイングを嫌うが、彼女たちは今や50代より上である。

 若い世代は男女を問わず、かなりのクルマ好きでない限り、リアウイングそのものを知らない。知らなければネガティブなイメージを持つはずもない。

マリオ高野氏の愛車、新型BRZに装着されているのは「STIドライカーボンスポイラー」

 ごく最近、STIのドライカーボン製スワンネックウイング付きのBRZを購入した自動車ライターのマリオ高野氏は、こう証言する。

「日頃から、プロ野球ファンの若い女子と交流する機会があるのですが、彼女たちは、私のBRZをひと目見るなり、『なんですかこれは?』と羽根(リアウイング)のことを尋ねます。

『これは、飛行機の翼を逆さまにした機能を持つものだ』と説明しますと、皆、心の底から驚愕します。クルマと飛行機が合体することが信じられないといった様子で、『スゴ~イ!』と絶賛されっぱなしであります!」

 思えば、3代目RX-7やR34GT-Rなど、リアウイングがついた国産ネオクラシックスポーツカーには超高値がついている。もはやリアウイング付きのクルマに乗ることは、暴走族どころか、セレブの証と言ってもいいのではないだろうか。

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