後輪の駆動力アップでどんな路面でも安定した走りを実現
まずはノートオーテッククロスオーバーから。ソフトなシート表皮素材を使用し、非常に座り心地が良い。専用サスペンションや大径タイヤを装着し、最低地上高を25mm高めているものの、立体駐車場に対応したパッケージングも魅力だ。
標準車のノートで感じたリアのサスペンションの落ち着きのなさも専用サスペンションを採用したオーテッククロスオーバーでは、ほとんど感じない。
雪上を走行しても、緊張するシーンはほとんどなかった。滑りやすい路面においても、タイヤのグリップ力を失わず、思うままにハンドル操作をすることができるのは魅力だろう。
3ナンバーのノートオーラはワイドトレッドによる安定感がさらに高まる。雪上を走行していることを忘れるほど、非常にコントロールしやすくドキッとするシーンはほとんどなかった。
雪上という非常に滑りやすい路面ながら、リアの高出力モーターが後輪に駆動力を与えて、キチッと制御してくれることで、どんなシーンでもドライバーに不安を与えないことが、現行型ノート4WDの素晴らしいところなのだ。
前後のモーターそして4WDシステムが細やかな制御を行うことで、ドライバーは路面の変化に神経質になることなく走破することができるのだ。同じ国産コンパクトカーの中で、ノート4WDほどの走行安定性を実現しているモデルはない。
まさに、このことは車両重量が+100kg以上重くなっても、高出力モーターを搭載した効果は今回の雪上試乗会でしっかりと確認することができた。高い走行安定性を誇るノート4WD車は降雪地の人たちだけでなく、都心の人にもオススメしたい。
個人的には5ナンバーサイズのクロスオーバーモデルながら、立体駐車場に対応したノートオーテッククロスオーバーに魅力を感じた。
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