■ドライブルートを記憶して自動で後退/「リバースアシスト」
BMW3シリーズに世界で初めて採用されたリバースアシスト/後退時ステアリングアシスト機能は、35Km/h以下の走行時に、直近50mのドライビングルートを自動的に記録し、必要なときにはこれまでドライブしてきたルートに沿って自動でステアリングを操作しながら後退できる実におもしろい装備。
ドライバーは、アクセルとステアリング操作を気にする必要がなく、車両の周囲の状況に注意できる。ただし、アクセルとブレーキ操作は自分で行わなければいけない。
東京都内では狭い道が多く、行き止まりもは多い。特にUターンできない道に迷い込んでしまったら、このリバースアシストを使えば、Uターンせずにバックでクルマがもと来た道に戻ってくれるのだから凄い。
とはいえ、この機能のおもしろさに病みつきになり、わざと袋小路に迷いこむなんてことになってはいけませんゾ!
■車外からの遠隔操作で駐車可能/「リモートコントロールパーキング」
乗り降りが難しい狭いスペースへ駐車する際など、車外から ディスプレイキーを操作することにより、遠隔操作で駐車させることができるリモートコントロールパーキング。スマホでも操作が可能だ。現在、BMW7シリーズ、メルセデスベンツE、Sクラスなど一部高級車にしか設定されていないが、狭い駐車場が多い日本では病みつきになる装備だ。
駐車スペースから出す場合にも、車外からディスプレイキーでエンジンを始動させ、自動的にクルマをバックさせることにより、遠隔での出庫が可能。作動時はセンサーが常に作動、障害物や歩行者の不意な飛び込みを検知すると自動的に停止する。
■指1本で行える駐車支援システム/「プロパイロットパーキング」
トヨタ、日産、ホンダなど各社の駐車支援システムは進化してきているが、なかでも、最も病みつきになりそうな駐車支援システムが、リーフに設定されたプロパイロットパーキングだ。
シフトレバー付近に設定されたボタン1つでステアリングの制御だけでなく、アクセルとブレーキ、シフトチェンジ、パーキングブレーキといった動作をすべて自動で行うことができる。
また、縦列駐車、後ろ向き駐車、前向き駐車といったモードを用意しており、シーンに合わせて自由に選択することが可能。まさに、指一本で簡単に駐車できる究極のパーキングアシストとなっている。
こうして、病みつきになる装備を紹介してきたが、使い勝手がよく機能的にも優れる装備を装着していることに慣れてしまうと、いつの間にか“依存体質”になってしまい、特に後退時などで自分の目で確認することをおろそかにしないよう気をつけたほうがよい。
あくまで転ばぬ先の杖であることを忘れずに!
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