2019年後半登場!! 新型ヤリス対新型フィット全情報

 2019年にデビューすることが予想されているニューモデルのなかで特に注目されるのが、トヨタの新型ヤリス(ヴィッツ)、そしてホンダの新型フィットだろう。

 ヴィッツは世界共通の「ヤリス」と改名して2019年12月の登場が予想され、一方の新型フィットは、2019年5月8日に開催されたホンダの事業方針説明会で、八郷孝弘社長は、2019年10月24日から開催される東京モーターショーで世界初公開することを明らかにしている。

 上位で争うコンパクトカーのライバル同士がともに年内にモデルチェンジする予定なのだから、新型ではこの2台の販売合戦がよりいっそう激化するのは必至。

 大人気の2車だけに、その新型がデビュー前から気になっている人も多いことだろう。

 さて、新型ヤリスと新型フィットの今わかっていることすべてをお伝えしていこう。

文/ベストカー編集部
写真&CGイラスト/ベストカー編集部
初出/ベストカー2019年7月10日号


ヤリスは2タイプのスポーツモデルをラインアップ

次期ヤリスはC-HRのようなアグレッシブなデザインが取り入れられ、グッとスポーティに生まれ変わる (ベストカー本誌製作の予想CG)

 新型ヤリスは、まず新開発TNGAのプラットフォームを採用するのが大きなポイント。乗り心地や操縦性が大幅に向上することになる。

 そのシャシーに搭載されるのは1Lと1.3Lの直3エンジンだ。新開発のダイレクトシフトCVTと組み合わされるそのエンジンは燃費重視のためパワーは突出したものではないが、シャシー性能が大きくアップしたことで、ベースグレードから上質な乗り味を実現しているという。

 そして新型ヤリスで注目なのが、トヨタのスポーツブランド「GR」モデルの存在だ。

 新型ではWRC参戦マシンとイメージをダブらせるように、ヤリスGRMNを限定で発売する見込み。このGRMNはハイパフォーマンスモデルで、250psを発揮する1.6L、直3ターボを搭載。これに4WDが組み合わされるのだから走りは強烈だろう。

GRスポーツのスペシャルモデル、ヤリスGRMNも開発されている。250psの1.6L、直3ターボを搭載。WRCマシンをイメージさせるモデルだ(ベストカー本誌製作の予想CG)

 ただし、ヤリスのスポーツモデルはこれだけじゃない。GRシリーズの普及版である「GRスポーツ」も設定され、こちらはカタログモデルになる可能性もあるという。

 エンジンは150psを発揮する1.5L、直3ターボを搭載。圧倒的なパワーを持つエンジンではないが、同じく1.5L、直3ターボの排気量を持つBMWミニよりも車重は100kg近く軽く仕上がる予定で、走りの楽しさではヤリスのほうがはるかに高くなるはず。

ヤリスGRスポーツの予想CG。GRスポーツの普及版であるGRスポーツには150psを発揮する1.5Lターボエンジンが搭載され、足回り中心のチューニング (ベストカー本誌製作の予想CG)
スタイリングもノーマルのヤリスに比べるとかなりアグレッシブ (ベストカー本誌製作の予想CG)
新型ヤリスにもクロスオーバー仕様が設定される(ベストカー本誌製作の予想CG)

新型フィットはターボエンジンも選べる!

新型フィットはエクステリアデザインのテイストが現行モデルから大きく変わり、スッキリとしたボディラインを採用 (ベストカー本誌製作の予想CG)

 新型ヤリスは大幅進化が図られるわけだが、新型フィットのほうもヤリスにまったく引けをとらない。現行モデルから大きく刷新される予定だ。

 新型はまずエクステリアから印象がガラリと変わり、2018年12月に登場したインサイトと同じ流れを汲む最新のホンダデザインへと一新。現行モデルよりも全体的にスッキリとしたボディラインになる。

リア回りのエクステリアデザインでは現行型でリアウインドウの両サイドに縦長に配置されていたテールライトが新型では横長に変わる(ベストカー本誌製作の予想CG)

 ただ、このデザイン以上に新型で注目されるのがパワーユニットだ。現行モデルで設定される1.3Lと1.5Lの自然吸気エンジンは継続されるという情報もあるが、ハイブリッドが新型に代わり、新たに1L、直3ダウンサイジングターボが加わるのだ。

 1Lターボエンジンは欧州仕様のシビックに採用されているもので、パワー/トルクは129ps/20.5kgm(CVTは18.4kgm)と、このクラスではかなりのハイパフォーマンスを誇る。そのため、搭載されるのはスポーティなRSになる可能性が高い。

新型では129ps/20.5kgmを発揮する1L、直3のダウンサイジングターボエンジンが新設定される予定。ハイブリッドも新たに2モーター式のシステムへと変更される

 一方のハイブリッドは、現行型インサイトに採用されている1.5Lエンジンと組み合わせた2モーター式のi‐MMDへとシステムを一新。燃費性能は大きく向上し、現在このクラストップであるトヨタアクアのJC08モード燃費38.0Km/Lを超えてくる可能性が高い。

新型フィットに設定されるクロスオーバー仕様の予想CG

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 大きく進化する新型ヤリスと新型フィット。この両車はどっちがいいのか? 

 デビュー前の時点でその結果を出すことはできないが、どちらも主力モデルらしくメーカーがかなり力を入れて開発したモデルになるのは間違いないところ。どちらともデビューが楽しみだ。

ヴィッツとフィットの歴代車はどっちが勝ち?

TEXT/片岡英明

ヴィッツは1999年1月13日発売、フィットは2001年6月22日発売

 最後に過去、ヴィッツとフィット、どのようなバトルを繰りひろげられてきたのか振り返ってみたいと思う。

 コンパクトハッチの傑作がトヨタのヴィッツとホンダのフィットだ。どちらも現行型で3代目になる。デザインとパッケージングが絶妙だから日本だけでなく海の向こうでも高く評価されている。

 初代モデルは、どちらも力作だ。ヴィッツは意欲的に燃費の改革に取り組み、時代に先駆けてアイドリングストップ機能も盛り込んでいる。また、5ドアだけでなく3ドアモデルも設定するなど、バリエーションも豊富だ。日本に加え、欧州のカー・オブ・ザ・イヤーにも輝いた。

 フィットは画期的なセンタータンクレイアウトを採用することにより、クラスを超えた広いキャビンと多彩なシートアレンジを実現している。ベストセラーカーの座をカローラから奪うなど、ヴィッツ以上に強烈な印象を残した。この勝負、引き分けだ。

 2代目はどちらもキープコンセプトだったが、フィットは途中でハイブリッド車を設定している。また、スポーツモデルのRSも軽快な走りを見せるなど、実力と魅力はヴィッツの一歩上を行く。

 現行の3代目も、両車の実力は伯仲している。ヴィッツは待望のハイブリッド車を設定し、海外でも安定して売れ続けた。また、国際ラリーでも活躍するなど、ヴッィツのほうに勢いを感じる。

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