■トルクベクタリングコントロール
横滑り防止装置などの機能があれば、4輪のブレーキを独立制御できる。これを生かしたのがトルクベクタリングコントロールだ。
マツダはハンドルを回した時に0.01Gレベルの減速を行い(信号の減速が約0.1G)、わずかに前輪の荷重を増やして滑らかに曲げる。
スバルは内側のホイールを少し制動して進む方向を変えやすくする。
地味な機能だが、走りの質を高める役割を果たし、足回りが熟成されたように感じる(渡辺陽一郎)
●実用度…△
■ダイレクトアダプティブステアリング
ハンドルの動きを電気信号に変換して前輪に伝え、アクチュエーターが操舵を行う。直接操舵するのは、システムが故障した時だけだ。
一般的なパワーステアリングに比べて、制御の範囲が大幅に広がる。反応の遅れ、悪路を走った時のふらつきなども払拭できる。現時点ではメリットがわかりにくいが将来は有望だ。
たとえば危険回避の時など、車両側の判断で、ハンドルの舵角に関係なく急激な進路変更をすることも可能になる(渡辺陽一郎)
●実用度…△
■リバース連動下向きドアミラー
ATレバーをR(リバース/後退)レンジに入れると、電動格納式ドアミラーが自動的に下側を向く。後輪と駐車場に引かれた白線の間隔などをチェックしやすい。
この装備の評価はユーザーによって異なる。ドアミラーが下側を向くと、後輪付近が見やすい半面、上側の様子はわからず、むしろ不安を感じることもあるからだ。
切り替えスイッチを積極的に使い、後輪付近の様子を確認したい時だけ下側に向ける使い方もある(渡辺陽一郎)
●実用度…△
■オートライト機能
ヘッドライトを操作するレバーやダイヤルをオートにすると、周りの明るさに応じて自動的にポジションランプ、ヘッドライトを点けてくれる機能。
平成初期からある装備で、初期のものは点灯のタイミングがイマイチなことも多かった。しかし、現在のものはタイミングは申しぶんなく、自光式メーターの普及や都市では周りが明るいことも多いためヘッドライトの点け忘れもありがちなので、無灯火防止のために必要な装備だ(永田恵一)
●実用度…○
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