【10年10万km走ったら足回り交換??】新車のような乗り心地に蘇させる方法とは???

シートのヘタリも影響大 走行距離以外にもヤレる要因がある!

 これまで走行距離が増えるとヤレると説明してきたが、あまり雑誌やメディアで語られてこなかったことが2つある。

 それは、シートのヘタリも乗り心地に大きく影響する、ということだ。座面のウレタンスポンジだけでなく、背面のスポンジも交換すると腰へのホールド感が改善されて、より新車に近い感触でドライビングを楽しめるようになる。

 最後に知っておいてほしいのは、走行距離だけでシートや足回りのヘタリ具合を判断することはできない、ということ。

 走行距離が少ないといっても渋滞に遭遇している時間が長ければシートはヘタっていくし、近所の買い物だけに使用しているクルマなら発進停止が多いので、駆動系や足回りの負担は通常の使用より厳しいものになることもあり、走行距離から想定される以上に車体は劣化する。

 これは中古車を購入した際のメンテナンスにも応用できる。内外装の状態のいい個体を選び、エンジンや変速機にも問題がないことを確認すれば7万~8万km走行の中古車でも、購入直後にキッチリとメンテナンスをした後に乗り回せば、激安中古車でもしばらくは好調なまま、走りを楽しむことすら可能なのである。

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