EV3台に1台はSAKURAで地球が喜ぶ! 花の季節の前にSAKURA話開花【京都モビリティ会議2024/日産セッション】

■日本で走っているEV、3台に1台がSAKURA!!

京都日産×オートワークス京都×染料の福住商店のコラボで誕生した「WANOiRO」。サイドミラーなどのオレンジ色や桜色のカラーリング<br>がユーザーに大好評。SAKURA、ノート、ルークスに設定している
京都日産×オートワークス京都×染料の福住商店のコラボで誕生した「WANOiRO」。サイドミラーなどのオレンジ色や桜色のカラーリング
がユーザーに大好評。SAKURA、ノート、ルークスに設定している

松浦…現状の日本を見ると、走っているクルマの大多数がガソリン車だと思いますけど……?

飯嶋…そうです。2024年の新車販売のEV比率は世界で20%弱。それに対して、日本は2%ほどですね。

近藤…2022年6月のSAKURAと三菱さんの軽EV投入により、日本におけるEV販売比率は0.6%から2%に向上し、EV市場は約3倍に拡大しました。

 SAKURAは2024年上期、1万台以上を販売し、EVのなかでは3台に1台という売れゆきです。日本におけるEV市場を切り拓いたと思っています。

松浦…マンションで給電設備は普及しているんでしょうか?

近藤…外部給電は全国1.5万カ所ほど。SAKURAオーナーの9割は、自宅で普通充電される方です。

松浦…そうなんですね。ガソリン車とEVでは、ランニングコストも違うような気がしますが……?

近藤…経済的には購入時の55万円の国の補助金が大きいです。ランニングコストは燃料費だけではなく、メンテナンス費用も安く、その他税金も入れると、5年間で約30万円お得になる計算ですね。

飯嶋…SAKURAのデザインで、気に入ったところは?

松浦…助手席前のグローブボックスはきれいなデザインですね。充電中のスマホが落ちにくい嬉しい工夫も。驚きました。

コラボで誕生した「WANOiRO」。こちらは、ピラーやミラーがオレンジ色になっている「柑子(こうじ)」
コラボで誕生した「WANOiRO」。こちらは、ピラーやミラーがオレンジ色になっている「柑子(こうじ)」
同じく「WANOiRO」で、ピンク色で仕立てられている「深桜(こきさくら)」。ブース内に出品されたモデルだ
同じく「WANOiRO」で、ピンク色で仕立てられている「深桜(こきさくら)」。ブース内に出品されたモデルだ

近藤…ありがとうございます! 本日ブースで展示している、京都日産独自のコラボ企画で誕生したSAKURAも、お客様からご好評いただいています。ピラーやサイドミラーがオレンジや桜色になっており、京都でしか買えないSAKURAになっています。

飯嶋…いいですねぇ。

近藤…走る姿が京都に合う色、デザインだと思います!!

■国産EVは実力充分。この先、条件が整えばEVは飛躍する!!

「京都モビリティ会議」のトークセッションは東本願寺の御影堂門(重要文化財)の前で開催された!
「京都モビリティ会議」のトークセッションは東本願寺の御影堂門(重要文化財)の前で開催された!

飯嶋…松浦さん、ほかに何か聞きたいことはありませんか?

松浦…今年就活なので、近藤さんが日産に入社してよかった部分を聞いてもいいですか(笑)?

近藤…新しいことにチャレンジできる土壌があるところですね。こんなことやりたいというアイデアを上層部も含めて一緒に議論ができるというのは、日産のいいところだと思います。自分のアイデアが実現することも多く、凄く楽しい仕事をさせてもらっています。

松浦…風通しのいい環境で議論でき、自分の感覚で主体的に動けるんですね。

近藤…そうですね。

飯嶋…先ほどのEVの普及率の話で少し厳しい面が浮き彫りになりましたが、国産EVは充分な実力を持っています。現状、クルマを取り巻く環境よりクルマの実力が少し先に行っているので、条件が整えばさらに飛躍すると思います!

 EVの普及だけが地球の環境問題の解決策になるとは言い切れませんが、間違いなく強力な切り札のひとつ。未来社会を考える、いいきっかけになってほしいと思います。

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