【まさかの爆安or意外に高値??】懐かしの珍名車 驚きの中古車価格 7選

インプレッサ カサブランカ:1998年12月

■中古車平均価格:29万8000円(1台流通)

インプレッサスポーツワゴン1.5をベースに当時流行していたレトロ調にしたカサブランカ
インプレッサスポーツワゴン1.5をベースに当時流行していたレトロ調にしたカサブランカ

 インプレッサ カサブランカは、1998年12月に5000台限定で発売された「レトロ顔のインプレッサ スポーツワゴン」。

 当時はクラシカルな顔つきの軽自動車が流行していたため、「じゃ、インプレッサでも!」という感じのノリで作ったのでしょうが、正直イマイチ売れませんでした。

 まあ「何を血迷ったのか……?」と言いたくなるほどアンバランスなデザインでしたので、それも当然だったと言えるでしょう。

 新車時価格は153.6万円。しかしながらその中古車は2019年11月半ば現在、筆者が確認できた限りでは1台しか流通していません。そして相場というか「その個体の価格」は29.8万円です。

 インプレッサ カサブランカの中古車相場は当然ながら(?)上がることはまずないはずですが、現在の相場(?)は意外とキープされるのかもしれません。

 なぜならばカサブランカは、その架装パーツ類だけは「カスタムの素材」として、ごく一部で微妙に人気があるからです……!

スズキX-90:1995年10~1997年12月末

■中古車平均価格:38万~67.9万円 (4台流通)

2ドア、2シーターのSUVという世界的にも珍しいスズキX‐90。生産台数は1348台。ボディサイズは全長3710×全幅1695×全高1550mm
2ドア、2シーターのSUVという世界的にも珍しいスズキX‐90。生産台数は1348台。ボディサイズは全長3710×全幅1695×全高1550mm

 「2シーターのクロスオーバーSUV」という、ちょっと(かなり?)謎なコンセプトで作られたのが、1995年から1997年までの約2年間だけ販売されたスズキ X-90。

 もともとは1993年の東京モーターショーの参考出品車でしたが、これが妙にウケたため、1995年10月に市販されてしまったのです。

 ベースは初代エスクードで、そのためX-90の車体構造は一般的なモノコックではなく、クロカン四駆に用いられることが多いラダーフレームです。

 搭載エンジンは最高出力100psの1.6L直4SOHCで、トランスミッションは5MTまたは4速AT。そして駆動方式は超本格クロカン同様のパートタイム式4WDを採用しています。

 わずか1400台弱が生産されたX-90の新車時価格は136万~149.8万円でしたが、中古車では絶滅傾向。2019年11月半ば現在は全国で4台の流通しか確認できず、それぞれの価格は38万~67.9万円。

 ここまで数が少なくなってしまうと「平均相場」も何もない感じになってしまうため、未来予想は非常に難しくなります。

 しかし、仮に「将来的に流通量がまあまあ増えたなら」という前提で考えるなら、X-90の中古車相場はそこそこ上がりそうな気もします。

 バブル崩壊後の1990年代後半には受け入れられなかった「2シーターのSUV」というトンパチなコンセプトも、飽食の時代と化した現在や、あるいは近未来であれば、ごく一部の人にはウケそうだから……というのが、そう考える理由です。

屋根はワンタッチで脱着可能なグラスルーフを持つTバールーフ構造で、室内側には天井トリムに合わせた素材のサンシェードが標準で付く。同社のカプチーノ同様、取り外した屋根を専用カバーに入れてリアトランク内に収納するが、リアウインドウは固定式で脱着や収納はできない
屋根はワンタッチで脱着可能なグラスルーフを持つTバールーフ構造で、室内側には天井トリムに合わせた素材のサンシェードが標準で付く。同社のカプチーノ同様、取り外した屋根を専用カバーに入れてリアトランク内に収納するが、リアウインドウは固定式で脱着や収納はできない
<strong>上の写真をクリックするとスズキX-90の中古車情報が見られます!</strong>
上の写真をクリックするとスズキX-90の中古車情報が見られます!

※本稿で登場する中古車価格は、2019年11月執筆時点の目安です

【画像ギャラリー】クロスロード、エレメント、インプレッサ カサブランカ、スズキX-90ほか詳細写真

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