個人間取引をサポートするシステムも
近年は、クルマの売買に関して新しい方法が次々と登場しており、個人間取引をサポートしてくれる業者やシステムもあります。様々なサービスがあるので、内容に関して一概にはいえませんが、ある程度クルマの状態を査定してくれたり、名義変更を代行してくれるサービスもあります。
もちろん完全に個人間で取引をするよりもコストはかかりますが、クルマの状態を第三者が担保してくれるのは、強い安心材料となります。
下手なクルマを買ってしまうと、安物買いの銭失い、にとどまらず、命を失う可能性さえもあります。どうしても、完全に個人間で取引をされる場合は、これらのリスクを十分ご承知の上で、慎重に取引を進めてください。
<余話>プロに聞いた!! 中古車購入で損をしないコツ
中古車買い取り専門店の担当者によると、車両買取の際に気を付けてみているのは、年式や走行距離はもちろん、グレード(期間限定仕様は査定が高くなる)やボディカラー(ホワイトやブラックなどが人気色)、アルミホイールや本革シートといった人気オプションの有無、修理歴、傷の大小、水没車か否か、そして、過去のオークションの相場と比べてその価格が妥当か否か、などのようです。
特に、災害などで出た水没車は、どんなにクリーニングをしても、水が腐ったような臭いは取り切ることができないようですので、注意が必要、とのこと。
ちなみに、新型モデルが登場する前後、旧型式となったクルマの出品数が増えると、相場が下落し、中古車の販売価格は下がります。また、2月から3月にかけては、毎年、クルマの買い替え需要の波が来るため、オークション(※)への出品台数が減り、中古車の販売価格が高くなる傾向があります。
「欲しい車が安く手に入る!」といって、すぐに購入に走るよりも、その時のオークション(※)出品状況や相場、クルマの状態を落ち着いてみることが、損をしないコツだそうです。
※中古車専売店が参加するオークションとは、中古車を取扱う業者を対象とした会員制の中古車卸売市場であるオートオークション(通称AA)です。
コメント
コメントの使い方