ランクル250 パジェロエボ……やっぱりクルマは無骨がいい! 四角くてゴツいフェンダーのSUVが増えている理由とは

■都会派SUVだけど四角いボディでカッコいい初代テラノ

初代テラノ(1986年)。発売当初のボディサイズは全長4365mm×全幅1690mm×全高1680mm。今見ても新鮮なデザインだ
初代テラノ(1986年)。発売当初のボディサイズは全長4365mm×全幅1690mm×全高1680mm。今見ても新鮮なデザインだ

 パジェロやハイラックスサーフとともに、クロカンヨンクブームの一役を担ったのが日産テラノ。基本デザインはSUVの本場カリフォルニアの「ニッサン・デザインセンター・インターナショナル(NDI)」で行い、独創的なフォルムとディテールを手に入れた。

 1986年8月に発売された初代テラノは、D21型ダットサントラックをベースとするSUV。登場時は2ドアモデルのみがラインナップ。本場カリフォルニアで当時人気だった「2ドアのSUV」という基本形状を採用し、各部をフラッシュサーフェス化したうえで、サイドの中央にはユニークな三角窓を設置した。

 そして1989年10月には4ドアモデルを追加し、1993年1月のマイナーチェンジではオーバーフェンダーを装着したワイドボディも設定。

 都会派SUVで、これまで紹介してきたレトロ&モダンの四角いSUVとは一線を画すが、今見てもカッコいい。

 残念ながら2代目では丸くなり、実質後継者のエクストレイルでは再び四角いボディとなったが、現行モデルには受け継がれていないのが寂しいところ。このスタイル、現代に復活してほしい!

1993年のマイナーチェンジでワイドボディが追加された
1993年のマイナーチェンジでワイドボディが追加された
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