■GT-R NISMO GT500の空力およびエンジン、耐久性を向上
日産およびNISMOは2月12日、2018年モータースポーツ活動を発表した。
最注目ポイントは、スーパーGTへ投入するGT-Rの進化。「空力性能」と「エンジン出力および耐久性」を向上させ、GT500用に各チーム(4チーム)へ4月の開幕戦から供給。
わずか2ポイント差で敗れた昨シーズンの雪辱を果たすため、必勝の態勢でシーズン開幕を迎える。
以下、公式リリースより引用
1. フォーミュラE選手権
日産は、日系自動車メーカーとして初めて、2018年12月ごろから開幕するシーズン5から「ABB FIA フォーミュラE選手権」にデビューします。
3月に行われるジュネーブモーターショーで車両のカラーリングを公開し、ドライバーやチーム体制などの詳細については今年後半に発表します。
シーズン5以降、同選手権では、新たなシャシーとバッテリーのコンビネーション、そして新規に公認されるパワートレインを使うことになるため、これまでのようなレース中の車両の乗り換えはなくなります。
2. SUPER GT GT500
日産/ニスモは、SUPER GT GT500クラスのシリーズチャンピオン奪還を狙って、日産系チーム体制及びドライバーラインアップの強化を行いました。
NISMO、TEAM IMPUL、KONDO RACINGに加え、NDDP RACING with B-MAXがGT500クラスに参戦を開始します。
ドライバー体制は、どのチームもチャンピオン争いができるよう、布陣を見直しました。
2014年、2015年と2年連続でシリーズチャンピオンを獲得し、2017年はわずか2ポイント差で2位となったNISMOは、松田次生とロニー・クインタレッリに再び日産のエース車両である23号車を託します。
また、GT500クラスに新規参戦するNDDP RACING with B-MAXには、コンビを組んで3年目となるベテランの本山哲と千代勝正を配しました。TEAM IMPULには今季、佐々木大樹が移籍し、GTアカデミー卒業生でIMPUL2年目のヤン・マーデンボローとともに戦います。
KONDO RACINGは、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが、昨年全日本F3選手権でチャンピオンを獲得しGT300クラスからステップアップした高星明誠と組んで、更なる上位進出を狙います。
日産系チームの総監督は、ニスモ常務執行役員の田中利和が引き続き務めます。
また、車両規則が変わって2年目となる2018年型NISSAN GT-R NISMO GT500は、以下のような進化を遂げました。
●車両中央部の空気の流れの最適化をはじめ、更なる空力性能向上
●エンジンの更なる出力と耐久性向上を図るとともに、ドライバビリティを向上
●性能向上した空力及びエンジンを中心に、変更可能な部位は全て見直してトータルで車両性能を引き出すように最適化
シーズンオフテスト初期から新部品を投入して鍛え上げ、4台のNISSAN GT-R NISMO GT500が4月に岡山で行われる開幕戦からトップ争いできる車両を目指します。
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