2020年に登場したトヨタ GRヤリス。2022年7月から受注を停止しているが、どうやら初めてのマイナーチェンジをひかえているようだ! そしてついにGRヤリスにもATが追加されるという情報だ!!
※本稿は2023年7月のものです
文/ベストカー編集部、写真/TOYOTA、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年8月26日号
■GRヤリスが初めてのマイナーチェンジ!!
GRヤリス【エボリューションII】とも呼べそうなクルマがスタンバイしている。2023年秋〜2024年春にかけて、初めてのマイナーチェンジが予定されているのだ。
GRヤリスは2022年7月から受注を停止している。新型が登場するまでの生産予定台数内に受注を収めるためだが、その新型は2024年1月以降の生産予定となっている。それこそがマイナーチェンジモデル。2023年秋に発表して受注を開始し、来春から納車開始というスケジュールと思われる。
その内容だが、エンジンのパワーアップと8速ATの追加がメインとなる。直3、1.6Lターボエンジンは、現行型の272ps/37.7kgmからGRカローラと同じ304ps/37.7kgmとなる。
現行型は6速iMT専用だが、新開発のロックアップシステムを備えるダイレクトシフト8速ATも加わる。その名のとおり、GRヤリスの走りにふさわしいダイレクト感あふれるATで、もちろんパドルシフトも装備される。
■各所の進化は「GRヤリス第2章」の幕開け
外観はバンパー周りのデザイン変更が中心で、大きくイメージを変えることはないが、新しさは明確にわかるという変更内容。また、大型のルーフスポイラー装着車も用意されるという情報もある。
インテリアではメーターが機械式から最新の液晶メーターに変更され、表示モードの切り替えも可能となる。GRカローラにはすでに採用されているものだが、GRヤリスには新採用となる。
もちろん、サスペンション、ブレーキもより進化するほか、さらなる補強によりボディ剛性も向上。見た目も中身も大きくレベルアップすることになるわけだ。
これに伴い、価格も上昇しそうだ。現行型(受注停止中)は396万円と456万円の2グレードだが、かぎりなく500万円に近づくだろう。その点だけは残念だが、商品力は大きくアップ。GRヤリス第2章の幕が開く。
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