MR2、スターレット、S-FRとビッグネーム復活のスクープ情報が続いているトヨタだが、今度はセリカの名前が挙がってきた!!「2025年の東京オートサロンでプロトタイプを見せる」という具体的な情報。その詳細に迫る!!
※本稿は2024年5月のものです
文・予想CG:ベストカー編集部/写真:TOYOTA、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2024年6月10日号
■令和のセリカGT-FOURは400psクラス!?
トヨタのビッグネームモデルの復活が止まらない。
といっても計画が進んでいるだけで、まだプロトタイプも登場してはいないのだが、その計画されている車名を挙げるだけでもベテランのクルマ好きは胸が熱くなる。どれだけ胸アツになるか、一気に紹介していこう。
MR2、スターレット、S-FR(=令和版ヨタハチ)、そしてセリカ。過去の栄光に彩られたスポーツモデルが全部復活するといっても過言ではないのである!!
このうちMR2、スターレット、S-FRは本誌スクープですでに取り上げている。いずれも新開発の直列3気筒ターボエンジンを使い、MR2は1.6L、スターレットとS-FRは1.3Lという情報だ。
トヨタの3気筒ターボといえばGRヤリス、GRカローラのG16E-GTS型1.6Lターボのことだが、その1.3L版も開発しているということ。この3気筒ターボエンジンがあることで、バリエーション豊富なスポーツモデルを準備することができるのだ。
となれば、今号の主役であるセリカも3気筒ターボの可能性が高いと推測したくなるが、信頼できる情報筋からの話では3気筒ではなく4気筒。復活セリカには2Lクラスの4気筒ターボが積まれるという。
■エンジンは数年前に完成していた
2024年1月の東京オートサロンで、豊田章男トヨタ会長が「エンジンの開発を続ける」と宣言したのを覚えている方も多いだろう。そのプレゼンの際に流されていた動画に2つのエンジンが映っていたのだが(上写真)、このうちのひとつがその4気筒ターボで、復活セリカに搭載される可能性が高いというのだ。
実はこのエンジン、数年前から開発が進んでおり、豊田章男会長がオートサロンで宣言する前から完成していたという情報がある。エンジンは完成しているのだが、搭載するクルマがないという、不思議な状況だったというのだ。
BEVをはじめとする電動化に邁進しなければならない状況で、400psクラスのガソリンターボが後回しになるのはやむを得なかったのかもしれない。
しかし、状況が少しずつ変化し、トヨタのマルチパスウェイ戦略の正しさが証明されてきたことで、改めてこのターボエンジンの価値が見直され、実用化に向けて大きく舵が切られたということだろう。そして、セリカに白羽の矢が立ったのだ。
400psクラスともなれば4WDになると考えるのが自然。GRヤリス&カローラに搭載されているアクティブトルクスプリット方式のGR-FOURがセリカにも採用されることになりそうだ。
いうまでもなく、WRCテクノロジー直結の最新4WDシステム。つまり、セリカはセリカでもST165、ST185、ST205と、1980年代後半から1990年代を席巻したセリカGT-FOURが復活するということなのだ。
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