スバル新型レヴォーグ 2020年後半発売確定!! 見逃せない最新情報

■新型レヴォーグのサイズ感

 ボディサイズの数値は公表されていないが、プラットフォームは現行インプレッサから採用が開始された「スバルグローバルプラットフォーム」を使う。ホイールベース(前輪と後輪の間隔)の数値は、現行レヴォーグが2650mm、インプレッサは2670mmだから、新型は後者の数値になる可能性がある。

 全長は現行型が4690mm、全幅は1780mmだ。ホイールベースの拡大分だけ全長が伸びることも考えられるが、4710mmといった数値になると、中途半端な膨張感が生じてしまう。全長は4690mmに抑え、デザインの変化で全幅は1795mm程度に拡大するかもしれない。いずれにしろミドルサイズの範囲を逸脱することはない。

現行型の全幅が1780mm。日本専売ということを考慮すると、1800mm以下は死守したいところか

 車内の広さは、現行型を若干上まわる。現行型の場合、身長170cmの大人4名が乗車して、後席に座る乗員の膝先には握りコブシがふたつ少々収まる。この余裕があれば、ワゴンの後席として不満はない。それでもインプレッサは現行レヴォーグより少し広いから、次期型もこれに合わせるだろう。

 スバルグローバルプラットフォームは、剛性を高めて走行安定性と乗り心地を向上させるだけでなく、空間効率も優れている。居住性や積載性にも優れた効果をもたらす。

現行型でも充分な広さを持っているレヴォーグだが、新型ではさらに快適性に磨きをかける

 ボディ構造は、スバルグローバルプラットフォームを使ったうえで、フルインナーフレーム構造を採用する。北米で発売された新型レガシィから使われる手法だ。従来の製造方法では、ボディの上側とシャシーに相当する下側を溶接していた。

 そこをフルインナーフレーム構造では、上側まで含めてまずボディ骨格を造り、そこに外板を装着する。軽量化とボディ剛性の向上を両立できるのがメリットだ。

■新開発エンジンと先進安全装備の進化は?

 エンジンは新開発の水平対向4気筒1.8L直噴ターボを搭載する。このエンジンは現行型に採用される1.6L直噴ターボの後継だという。1.8L直噴ターボでは実用回転域の駆動力が高まり、希薄燃焼(リーン燃焼)技術の採用で燃費性能も向上させる。

 ちなみに現行型の1.6L直噴ターボは、走行安定性の優れたレヴォーグに搭載するには、動力性能が少し足りない。1.8L直噴ターボではパワー不足が解消され、燃費効率も高まるから、現行型の1.6L直噴ターボから乗り替えるユーザーにはピッタリだ。

 ただし2L直噴ターボのユーザーから見ると、1.8L直噴ターボでは不満が生じる。従って2L直噴ターボあるいは2.4L直噴ターボの搭載もあるだろう。次期型の発売時点では1.8Lのみで、高性能グレードを追加することも考えられる。

 装備ではアイサイトが進化する。2個のカメラセンサーは視野角度を広げ、新たに4個のレーダーも採用して、車両の周囲360度を監視する。交差点の出合い頭、右左折時にも、緊急自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)が作動する。

新型レヴォーグでは、新世代アイサイトに進化する。広角化されたステレオカメラが新たに投入される

 運転支援機能では、高精度マップを採用して、自車位置の測定技術も高まる。車間距離を自動調節するクルーズコントロール使用時でも、カーブの手前では自動的に減速する。また渋滞時には、ステアリングホイールから手を放しても操舵支援が続く「手離し走行」も可能にした。

 通信機能も採用され、SOSコールも備わる。エアバッグを作動させるような事故が生じた時は、オペレーターが乗員に呼びかけを行い、必要に応じて消防や警察に緊急通報することも可能だ。

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