ヤリスクロス、スイスポの中古どう? プロが選んだ「ベスト20」中古車情報 2020年版

■3位 日産 GT-R(2007年12月登場)

●あのGT-Rが愛車になる幸せ。500万円台のものも!

 日産の技術を集結し、2007年に送り出されたGT-R。荒削りな部分もあったものの、世界のスーパースポーツと競える国産車として大きな注目を浴びた。

 777万円からという高価ではあったものの(今思えば安い!?)、その内容を鑑みれば、バーゲンプライスであったと言えよう。

日産 GT-R(2007年12月登場)。
日産 GT-R(2007年12月登場)。

 そして、近年の第2世代GT-Rの高騰を受けて、現行型への注目が高まっていることも事実。

 登場より14年目に突入したこともあり、400万円台からも狙えるが、過走行車が多い。初期型で最も多いのは500万円台のタマで、距離が少ないものも見られる。

年々進化し、特に2020年モデルは一段階上がったGT-R。初期型でも“らしさ”は味わえ、距離が少ない500万円台も!
年々進化し、特に2020年モデルは一段階上がったGT-R。初期型でも“らしさ”は味わえ、距離が少ない500万円台も!

 また、意外にも修復歴車は少ない。ただ消耗品が高価なので、メンテナンス履歴は要確認。仮にタイヤとブレーキ交換だけでも、100万円近い出費となるからだ。

 また改良されるたびに、クルマとして洗練されるので、予算が許すなら、新しめのモデルも、検討すべきだろう。

室内含めて程度のいいお買い得車も、探せばある。逆にプレミア付きの中古車には2700万円というモデルもある! これぞGT-Rの「格」だ
室内含めて程度のいいお買い得車も、探せばある。逆にプレミア付きの中古車には2700万円というモデルもある! これぞGT-Rの「格」だ

●新車価格:1082万8400~2420万円 → 中古車相場価格:420万~2700万円/流通量:2

■5位 ホンダ フィット(2020年2月登場)

●昨年登場で120万円から! デモカーアップが狙い目

 昨年新型が誕生、4タイプのスタイルがあるなど新境地を開拓。ハイブリッドが2モーター化され、より高性能になった点も見過ごせない。

 ハイブリッド車が全体の6割を占め、いずれも流通の中心はメイングレードの「ホーム」。

 全体的に登録済み未使用車とデモカーアップが多い。価格重視なら、ガソリンの「ベース」の未使用車だが、デモカーの多いハイブリッドはナビなど装備も充実しており、デモカーアップのほうが狙い目だ。

ホンダ フィット(2020年2月登場)※こちらはクロスター
ホンダ フィット(2020年2月登場)※こちらはクロスター

●新車価格:155万7600~253万6600円 → 中古車相場価格:120万~270万円/流通量:4

■5位 トヨタ ヤリス(2020年2月登場)

●走りに磨きがかかる1.5L車が、絶対的にオススメ

 世界名称に統一され、昨年2月登場のヤリス。TNGAの進化で主力エンジンが1.5Lとなり、ガソリン車の走りにも磨きがかかる。

 ただ流通の中心は圧倒的に1.0L車。そして1.5L車、ハイブリッドと続く。登録済み未使用車も見つけやすく、価格的にはガソリン車のほうがお得。

 お手頃価格の1.0L車に惹かれるが、走り重視なら1.5Lにすべき。ハイブリッドは新車との価格差が少ないのでナビ付きを狙うべし。

トヨタ RAV4(2019年4月登場)
トヨタ RAV4(2019年4月登場)

●新車価格:139万5000~249万3000円 → 中古車相場価格:110万~250万円/流通量:3

■5位 トヨタ RAV4(2019年4月登場)

●新車展示在庫が300万円+αで狙える。これはイケる!

 本格SUVへと進化したRAV4は、タフなスタイルと高い悪路走破性が持ち味だ。昨年の改良では、ディスプレイオーディオなどの装備追加で価格が上昇。改良前の登録済み未使用車があれば、お得なケースもある。

 また人気グレード「アドベンチャー」が、未使用車や新車展示在庫なら、300万円+αで狙えるのも魅力的。

 手頃なFFガソリン車のXも見つけられるが、将来的なリセールを考慮すれば、4WDのほうがベターだろう。

トヨタ RAV4(2019年4月登場)
トヨタ RAV4(2019年4月登場)

●新車価格:274万3000~539万円 → 中古車相場価格:230万~440万円/流通量:4

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