■15位 マツダ CX-8(2017年12月登場)
●300万円で狙えるタマもあり。ディーゼルの流通が9割
マツダのフラッグシップSUVにして、唯一の3列シート車であるCX-8。CX-5よりも大人テイスト。登場より3年を迎え、300万円で狙えるクルマも出てきた。流通は、FFが6割強。ディーゼルが9割を占める。
旅好き及びアウトドア派には、パワー及び燃費面からディーゼルを推す。CX-8の世界観を満喫するなら、贅沢なリアセンターコンソール付き本革キャプテンシート仕様となる、Lパッケージがおススメだ。
●新車価格:294万8000~467万600円 → 中古車相場価格:180万~450万円/流通量:4
■17位 マツダ CX-5(2017年2月登場)
●7割が堅牢なディーゼル車。2018年追加の2.5Tもいい
クリーンディーゼルを武器に新生マツダの牽引役となったCX-5。その第2世代は、都会的に洗練された都市型SUVスタイルに。
最新の魂動デザインモデルは改良時のビジュアル的な変化も少ないので、価格のこなれた初期型も狙い目。全体の7割が、堅牢なディーゼル車なのも選びやすいところ。
もしスポーティさを求めるなら、2018年追加の2.5Tがオススメで250万円くらいから。またXD100周年記念車もチラホラ。
●新車価格:261万8000~365万7500円 → 中古車相場価格:140万~390万円/流通量:5
■19位 ホンダS660(2015年4月登場)
●性能面の改良は5年間特になし。こりゃ中古が狙い目だ
2015年登場の軽ミドシップスポーツ。日常域でも走る楽しさを満喫でき、オープンエアも楽しめるのが魅力。
モデューロXは別格だが、標準車の性能面の改良は特にないので、価格重視で選ぶのもあり。MTとCVTの比率は、半々といったところ。価格帯は170万円前後が多めだ。
CVTが安いということもないので、操る楽しさとリセールを重視しMTを選びたい。無事故車が豊富なので、修復歴車は避けたほうがベターだ。
●新車価格:203万7100~304万2600円 → 中古車相場価格:90万~390万円/流通量:4
■19位 トヨタ GRスープラ(2019年5月登場)
●状態のいいRZで100万円近く安いタマも。光明だ!
トヨタとBMWのコラボで復活したスープラ。グレードは2.0L、直4ターボ車のSZとSZ-R、そして3.0L、直6ターボのRZを設定。中古車の8割がRZだ。
全体的に中古はお買い得。状態のいいRZでも100万円近く安いものもある。現在流通しているものは、基本的には’209年モデルなので、年式は気にしなくていい。
2020年仕様のRZは性能向上したが、中古車の値段のほうが魅力的だ。
●新車価格:499万5000~731万3000円 → 中古車相場価格:430万~740万円/流通量:2
【番外コラム】ベスト20車ではないけど「これは買い!」のおすすめ国産中古モデルたち
新型コロナウイルス感染症の影響で、中古車ニーズが高まり、その価格も割高傾向にある。そのなかで、個人的に内容を考えるとお得と思える「現行日本車」を紹介したい。
人気のSUVからは、スズキSX4 Sクロスを挙げる。正直、地味な存在だが、主戦場が欧州ということもあり、その走りは欧州車的だ。2019年登場の3型なら、衝突被害軽減ブレーキやACCも備わるのでオススメ。
また価格重視で、先進機能が不必要ならば、非装着の2型という選択もある。人と同じSUVが嫌だという人にもプッシュしたい。
お次は、セダンのホンダレジェンド。アメリカンな雰囲気は、好き嫌いが分かれるが、ホンダのフラッグシップセダンだけあって内容も豪華。特にSH-AWDによるコーナリングの切れ味のよさは癖になる。
その高級車が前期型ならば、新車の7割引きとなる250万円前後から狙え、10万km越えの過走行車なら200万円以下のタマも見つかる。さらに、フェイスリフト後の後期型も400万円台からというのは衝撃的だ。
最後は実用車として、三菱ミラージュを挙げたい。モデルチェンジ後と中身が同じグリル付きの中期型が、50万円台から見つかる。
初期型のグリルレスの1.0Lはさらに激安だが、それとは別物と考えたほうがいい。特筆すべき点はないが、意外と真面目な作りのクルマだ。
(TEXT/大音安弘)
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