■高騰絶版車ランキング8位/初代ホンダインテグラタイプR 値上がり額:80.2万円
第8位もホンダ車となった。1年前の平均価格が約150万円、そして、現在の平均価格が230.2万円と約80.2万円アップした初代インテグラタイプRだ。
中古車の流通台数は1年前の21台から42台と倍増しているが、中古車の価格帯を見てみると、最低価格は約95万円から約128万円と30万円のアップに留まっているが、最高値は約400万から約899.9万円へと倍以上値上がりしているのだ。
最高値の中古車は走行距離1.6万kmのバリモノだが、それ以外でも1年前の最高値を上回る400万円以上の中古車が、現在では7台も流通しているのだ。20年以上の中古車だが、新車時価格を上回るプレミアム価格の中古車がたくさん流通している状況だ。
■高騰絶版車ランキング7位/日産S15型シルビア 値上がり額:約88.7万円
1年間の中古車平均価格の値上がり額が約88.7万円を記録し、第7位となったのが日産S15シルビアだ。先代モデルは3ナンバーとなったが、最終型となったS15シルビアは5ナンバーサイズへとシェイプアップされ、現在でもドリフト競技などで現役マシンとして活躍しているモデル。
1年前の平均価格は約142万円だったが、現在は230.7万円まで上昇している。そして中古車の価格帯も値上がり傾向に連動して、1年前の約48万~約369万円から現在は約98万~599万円へと高騰している。
高価格帯はチューニングカーが中心なので高騰は仕方ないが、注目は最安値。わずか1年前はS15型シルビアの中古車で50万円を切るものもあったのに、現在では98万円まで値上がりしている。
今後二桁万円の中古車が姿を消すのも時間の問題だろう。流通台数は1年前の約200台から約130台へと減少しているので、価格の安いS15型シルビアを探している人は急いだほうがいい。
■高騰絶版車ランキング6位/初代ホンダシビックタイプR 値上がり額:約92.5万円
そして第6位となったのが、初代ホンダシビックタイプR。1年前の平均価格は約180万円だったが現在は272.5万円まで値上がりし、値上がり額は約92.5万円となっている。
中古車の流通台数は31台から60台と倍増しているものの、価格帯は約110万~約389万円だった1年前から、現在は約150万~約798万円と最安値だけでなく、最高値も高騰しているのだ。
なかでも大きな影響を与えているのは最高値の中古車で、稀少なイエローのボディカラーの最終型の1.6X。走行距離は6.2万kmだが、ガレージ保管というクルマだ。
初代シビックタイプRの中古車の平均走行距離は約13万kmと延びているので、6.2万kmはかなりキセキの中古車だ。生産終了から約20年が経過しているにも関わらず、中古車が流通しているだけでなく、値上がりしているというのは、初代シビックタイプRが神格化している表われと言えるのかもしれない。
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