まだ値上がりしていないけど 将来値上がりしそうなスポーツカーたち

■三菱GTO:ハイパワー4WDスポーツ! 中古車平均価格210.8万円

三菱 GTO(1990年-2001年販売)。280馬力ツインターボの4WDだが車重が1700kgと当時としては重く、三菱の重戦車と呼ばれていた
三菱 GTO(1990年-2001年販売)。280馬力ツインターボの4WDだが車重が1700kgと当時としては重く、三菱の重戦車と呼ばれていた

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 ほぼ同時期に発売されたR32型日産スカイラインGT-Rの中古車相場が430万~1000万円(平均価格598.7万円)であるのに対し、ほぼ同時期に発売されたスーパー4WDスポーツ「三菱GTO」の中古車は現在、なんと「40万円スタート」という体たらく。

 もちろん実際には180万~300万円付近が中心となるため、平均価格は210.8万円なのだが、それにしても「GT-Rをライバルとした4WDスポーツが40万円から」というのは、いささか寂しすぎる状況である。

 三菱GTOは、バブル全盛期だった1989年の東京モーターショーに「三菱HSX」として出品され、その後1990年10月に「三菱GTO」として発売された4WDのスポーツクーペ。

 シャシーは当時のディアマンテがベースで、搭載エンジンは3LのV6DOHCで、インタークーラー付きツインターボ版は最高出力280psを、自然吸気版は同225psを発生した。

 しかし、「しょせんはディアマンテベース」「エンジンが縦置きじゃなくて横置き(笑)」「サイドエアダムのインテークは穴が開いてないダミー(笑)」などと嘲笑され、同時期のR32型スカイラインGT-Rや初代NSXほどのリスペクトを得るには至らなかった一台だ。

 それゆえ現在の中古車相場もR32型GT-Rや初代NSXほどには高騰していないわけだが、時代が変わった今、豪快なツインターボの4WDスポーツである三菱GTOの需要が(一部で)増すことは大いに考えられる。

 1990年代初頭というのは「正統派なクルマ好き」が多かったため、GTOの車台がディアマンテであることなどが非難の対象となったわけだが、昨今は、そういった細かい部分にはこだわらないというか、「まぁもう少し気楽な感じで物事を見ましょうよ」というタイプのクルマ好きも増えている。

 そういったおおらかな見方をするのであれば、GTOは国産ネオクラシックスポーツとしてまずまず魅力的ではある。

 R32型GT-Rや初代NSXほどの相場になることはないだろうが、コンディションの良い個体は500万~600万円ぐらいまでは上がるポテンシャルを有している。

■ホンダCR-Z:往年のCR-Xを想わせるハイブリッドFFスポーツ 中古車平均価格63.6万円

ホンダ CR-Z(2010年-2017年)第31回 2010-2011 日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞。2012年から2015年にGT300クラスへ参戦していた「CR-Z GT」はかっこよかった
ホンダ CR-Z(2010年-2017年)第31回 2010-2011 日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞。2012年から2015年にGT300クラスへ参戦していた「CR-Z GT」はかっこよかった

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 ネオクラシックスポーツと呼ぶにはまだ若干新しいような気もするがホンダCR-Zの中古車相場も高騰とはまったく無縁で、むしろ低迷している。最安値は2021年7月現在、おおむね20万円という体たらくなのである。

 CR-Zは、2010年から2017年まで販売されたホンダのハイブリッド2+2クーペ。パワーユニットは1.5L直4SOHC i-VTECエンジンにHonda IMAシステムを組み合わせたもので、ホンダいわく「低燃費・クリーン性能を高次元で達成」。

 さらにIMAシステムの装備により、2Lガソリンエンジン並みの加速性能と低回転域のトルクを実現している」とうたったものだった。

 しかし実際は重くなった車重などにより「胸のすく走り」みたいなものは味わいづらいクルマであったせいか、人気を博すには至らず、地味な存在のまま2016年に生産を終了。そして2017年1月には販売のほうも終了となった。

 そんなホンダCR-Zは、過小評価ではなく「正当な評価」として人気薄だった……と言えるため、今後の相場高騰はちょっと考えにくいかもしれない。

 だがそれは、初期モデルが正直今ひとつだからであったからだ。2015年8月に行われた二度目のマイナーチェンジ以降の世代はぐっと上質になっており、「これなら買ってもいいかも……?」という味わいに変わっていたのだ。

 そういった後期型の味わいに多くの人が気づいたとき、もしかしたら、ホンダCR-Zの相場は若干の上げ傾向へと転じるだろう。

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