2021年9月に販売開始したホンダシビック。発売から約1カ月後の10月7日の時点での累計販売台数は3000台を超えるスマッシュヒットとなっている。
興味深いのは、購入層の年代が、20代が23.9%、50代が22.2%となっていること。元々新型シビックはジェネレーションZと呼ばれる1996年~2015年生まれの世代に向けて開発されたモデルで、立ち上げの数字を見ると成功したと言えるだろう。
ただ、20代前半の人たちが300万円以上の新車のシビックを購入するとは考えにくく、親子で出掛ける回数が減ったことで、ジェネレーションZの親がミニバンなどから乗り換えて、親子で共有するというケースが多いと考えられる。
しかも6速MT車の比率が35.1%というのも驚異的で、2ドアクーペのスバルBRZより、4ドアのシビックは利便性が高いことも考えて購入していると言えるだろう。
ジェネレーションZ世代はグランツーリスモの影響を受けていることもあり、クルマへのリテラシーも高く、MT車に乗りたいという人も多い。
そこで、今回は予算100万円以下で手に入れることのできる中古国産MTスポーツカーを10台紹介する。
文/萩原文博
写真/トヨタ、日産、ホンダ、マツダ
■100万円以下のMTスポーツカーにはどんな車種がある?
スポーツカー+MTという一見オワコンのカテゴリーだが、まだまだ魅力あるモデルが選べる状況だ。
中古車検索サイトで、100万円以下の中古車を検索すると約22万台がヒットする。そのうち、MT車は約1万5000台流通している。
その多くは軽トラックや軽バンといった商用モデルだが、現在100万円以下の国産MTスポーツカーの主力モデルと言えば、スズキスイフトスポーツだ。
戦闘力をアップするチューニングパーツも豊富なスポーツハッチとして非常に人気が高い。旧型スイフトスポーツの中古車の流通台数も約164台と非常に多いということで人気の理由はよくわかる。
スイフトスポーツはすでに人気が高いこともあり、今回のランキングからは除外した。それでは国産中古スポーツカーのMT車で流通台数の多いベスト10を紹介しよう。
コメント
コメントの使い方