■6位:最終型セリカ(1999年~2006年)
6位は1999年に登場した最終型のトヨタセリカで、中古車の流通台数は約47台。ショートオーバーハングのアバンギャルドな外観デザインが特徴で、運動性能を向上させるため、サスペンション形式はフロントがマクファーソンストラット式、リアがダブルウィッシュボーン式というビスタの4WD車を流用している。
搭載するエンジンは最高出力190psと140psという2種類の1.8L直列4気筒自然吸気。最上級グレードのSS-IIには190ps仕様の可変バブルタイミング・リフト機構(VVTL-i)を採用した2ZZ-GE型エンジンを搭載する。組み合わされるトランスミッションは190psのSS-IIが6速MT、140psのSS-Iが5速MTとなる。
最終型セリカの中古車の平均価格は約65万円で、価格帯は約20万~約160万円で、MT車の最安値は約30万円だ。
中古MT車の価格帯は分かれていて、車両本体価格が35万円以下はSS-I、35万円以上がSS-IIが中心なっていて、主力は190ps仕様のSS-IIとなる。台数は少ないが、限定車のTRDスポーツMも100万円以下で手に入れることも可能だ。
■5位:アルテッツァ(1998年~2005年)
5位は、1998年に登場した際には「AE86」の再来とメディアが賑わったトヨタアルテッツア。1998年~2005年まで販売され、100万円以下で購入できるMTの中古車は約55台となっている。
BMW3シリーズを彷彿させロングホイールベース+ショートオーバーハングの外観デザインが特徴。FRの駆動方式を採用し、サスペンション形式は前後共にダブルウィッシュボーン式という気合いの入れようだった。
デビュー当初は最高出力210ps、最大トルク215Nmを発生する3S-GE型2L直列4気筒エンジン搭載車にのみ6速MTが用意されていたが、2000年5月に最高出力160ps、最大トルク200Nmを発生する1G-FE型2L直列6気筒DOHCエンジン搭載車にも6速MT車を追加している。
アルテッツアの中古車の平均価格は約85万円で、3カ月前の約76万円から値上がり傾向となっている。
中古車の価格帯は約20万~約254万円で、MT車の最安値は約40万円から。グレードは直4エンジンを搭載したRS200が中心だが、わずかながら6気筒エンジンを搭載するAS200も見つけることができる。個人的には6気筒のASがオススメだ。
■4位:2代目レガシィB4(2003年~2009年)
4位もスポーツセダンが続き、スバルレガシィB4がランクインした。そのレガシィB4のなかで約67台と流通台数が最も多いのが2003年~2009年まで販売された2代目モデル。
これまで5ナンバーサイズを死守してきたレガシィだったが、このモデルからは3ナンバーサイズへとサイズアップした。アルミニウムや高張力鋼板などの素材を採用し、ボディ剛性の向上と同時に軽量化を実現している。
MT車は最高出力140psの2L水平対向SOHC自然吸気エンジンと最高出力190psの2L水平対向DOHC自然吸気エンジン搭載車に5速MT。
最高出力280psを発生する2L水平対向ターボエンジン搭載車のGTは5速MTそして、GTスペックBは6速MTを搭載。さらに販売期間は短かったが、最高出力250psを発生する3L水平対向自然吸気エンジンを搭載する3.0RスペックBにも6速MTが採用されていた。
2代目レガシィB4の中古車の平均価格は約48.5万円。価格帯は約10万~約280万円、約67台流通している100万円以下MT車の最安値は約20万円からだ。
グレード構成は6速MT車のGTスペックBが最も多く、なかにはポルシェデザインのエアロパーツを纏ったブリッツェンも見つけることができる。また、台数はかなり少ないが6気筒車の3.0RスペックBも流通している。GT系を外すと、走行距離少なめの中古車を見つけられる。




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