アルファードが買えない!! 受注停止で新型を待つか中古か…究極の決断に「こっちがいい!!」と薦める理由

アルファードが買えない!! 受注停止で新型を待つか中古か…究極の決断に「こっちがいい!!」と薦める理由

 一般社団法人日本自動車販売協会連合会が発表した2022年1月〜6月までの半年の新車販売台数を見ると、トヨタアルファードは3万4799台で第7位となっている。

 3代目となる現行型アルファードは2015年のデビューなので、7年目を迎えるとさすがに人気も凋落か・・・と思いたくなるが、実状はそうではない。コロナ感染の拡大並びに世界的な半導体部品不足により、アルファード/ヴェルファイアは作りたくても作れない状態となっているのだ。

 しかも、トヨタ自動車のホームページに掲載されている工場出荷時期目処を見ると、9月20日の時点でアルファードとヴェルファイアは「詳しくは販売店にお問い合わせください」となっている。

 実際にはすでにオーダーストップとなっており、現行型アルファード/ヴェルファイアの新車は購入することができない状況なのだ。

 しかも、2022年年末から2023年頭にはフルモデルチェンジを行うと噂されている。しかもアルファードに加えて、待望のレクサスLMも登場すると言われているのだ。

 そこで今回は現行モデルがオーダーストップとなっているミニバンの人気モデル、アルファードを手に入れるならば、新型を待つべきかそれとも現行型の中古車を狙うべきか究極の決断をしてみたい。

文、写真/トヨタ自動車、萩原文博

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クラウンと同じプラットフォームやパワートレインを搭載する予定の新型アルファード

アルファードが買えない!!? オーダーストップで新型を待つか、中古車を狙うか?? 究極の決断は…??
現行型アルファードハイブリッド・エグゼクティブラウンジ

 現行型アルファードと新型アルファード。一般的にはパワートレインや運転支援システムが進化した新型のほうが買い!であるのは間違いない。

 新型アルファードのスペックを予想してみる。プラットフォームはクラウンクロスオーバーと同じTNGAプラットフォームのGL-Kプラットフォームを採用するはず。クラウンクロスオーバーのホイールベースは2,850mmだが、アルファードは3,000mmまで延長されるだろう。

 現行型アルファードはリアにダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用して話題となった。新型はクラウンクロスオーバー同様に、フロントにマクファーソンストラット式、リアには新開発のマルチリング式サスペンションを採用するはずだ。

 軽量と高剛性を両立したボディに、目線のぶれないフラット感と振動の少ない質感の高い乗り心地を追求し、ずっと乗っていたくなる快適性を実現しそうだ。

 最も気になるのは搭載されるパワートレインだが、現行モデルで最も人気の高い2.5L直列4気筒エンジンは高い熱効率を誇るダイナミックフォースエンジンに変更されるだろう。そして2.5Lハイブリッド車はクラウンクロスオーバー同様に、2.5Lエンジンとモーターを組み合わせた高効率のハイブリッドシステムにバイポーラ型のニッケル水素電池を搭載する可能性が高い。

 また、セールスが不調の3.5LV6エンジンは廃止される公算が高い。もしかするとこのエンジンの代わりに、2.4L直4ターボ+ハイブリッドの2.4Lデュアルブーストハイブリッドシステムを搭載する可能性もある。

 駆動方式は現行モデルではハイブリッド車は4WDしか選べないが、ガソリン車は2WDと4WD。ハイブリッド車は4WDのみという構成は継続されそうだ。

 注目の安全装備だが、先進機能を付与し、機能向上した最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を全車標準装備。さらに、高度運転支援技術「トヨタ チームメイト」を搭載し、渋滞時の安全運転を支援する「アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)」や様々な駐車シーンでスムースな入庫・出庫を自動で行いリモート操作も可能な「アドバンストパーク(リモート機能付)」など、安心・便利な先進機能を装備すると考えられる。

 新型アルファードは、クルマの基礎にあたるシャシーから一新されるので、現行型より走りの質感は向上するのは間違いない。コンパクトミニバンのシエンタも旧型と比べるとTNGAプラットフォームを採用した現行型は無駄な動きが減り、快適性がアップしているからだ。

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