自身の情報を守るには乗合代理店を避ける必要もあるのか
今回の事案は、誰かが悪意を持って行ったものではないため、漏洩した情報が悪用されたという事実はないと、調査を終えた大手保険会社4社は報告した。筆者も内部スキームを知っている立場で判断するが、情報が悪用される可能性は極めて低いと感じている。
ただ、こうした個人の保険情報流出が気になるという場合は、ネット損保などの代理店を介さない自動車保険に変更するしか、個人が取れる対策は無い。
しかしながら、自動車ディーラーに自動車保険の担当にもなってもらうというのは、万一の事故の際に起こるユーザーメリットが大きく、漏洩問題は起きたものの、修理と保険の窓口は一緒にしておく方が良いと筆者は考える。
クルマを便利に利用するために、やってほしい契約のカタチだったからこそ、今回の問題発覚と、発生事案に対する損保各社や各ディーラーの対応には、物足りなさも感じた。
ユーザーを守るための保険だからこそ、信頼して情報を提供してくれているユーザーをリスクに晒すようなことは、やめてほしい。損保各社とディーラーは、もっと具体的に踏み込んだ商習慣の見直しを行なうことを示し、古い習慣からは早く脱却すべきだ。
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