[保険会社]から[個人情報流出]!? [問題点]は古い習慣に合った件

自身の情報を守るには乗合代理店を避ける必要もあるのか

今回のような問題はあるにしても、修理と保険の窓口は一緒にしておく方がメリットが大きいのも事実である(takasu@Adobestock)
今回のような問題はあるにしても、修理と保険の窓口は一緒にしておく方がメリットが大きいのも事実である(takasu@Adobestock)

 今回の事案は、誰かが悪意を持って行ったものではないため、漏洩した情報が悪用されたという事実はないと、調査を終えた大手保険会社4社は報告した。筆者も内部スキームを知っている立場で判断するが、情報が悪用される可能性は極めて低いと感じている。

 ただ、こうした個人の保険情報流出が気になるという場合は、ネット損保などの代理店を介さない自動車保険に変更するしか、個人が取れる対策は無い。

 しかしながら、自動車ディーラーに自動車保険の担当にもなってもらうというのは、万一の事故の際に起こるユーザーメリットが大きく、漏洩問題は起きたものの、修理と保険の窓口は一緒にしておく方が良いと筆者は考える。

 クルマを便利に利用するために、やってほしい契約のカタチだったからこそ、今回の問題発覚と、発生事案に対する損保各社や各ディーラーの対応には、物足りなさも感じた。

 ユーザーを守るための保険だからこそ、信頼して情報を提供してくれているユーザーをリスクに晒すようなことは、やめてほしい。損保各社とディーラーは、もっと具体的に踏み込んだ商習慣の見直しを行なうことを示し、古い習慣からは早く脱却すべきだ。

【画像ギャラリー】自動車保険で個人情報流出ってマジか! 乗合代理店よりもネットを使うと防げるの?(3枚)画像ギャラリー

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