また、盗まれた際に「キーあり/キーなし」いずれの状態だったか?という調査結果では2020年ではキーなしが74.9%と、4台のうち3台は「エンジンキーがなくても盗難された」ことになる。
一般住宅でエンジンキーがなくても盗難される…これはつまりほとんどの場合「リレーアタック」(玄関などクルマの近くにおいたスマートキーから発せられる微弱な電子を増幅させてドアロック解錠&エンジン始動)という手口によるものだ。
高級車LXのオーナーは富裕層が多く、戸建ての駐車場にクルマを停め玄関にクルマのカギを置いている人も多いだろう。窃盗団にとっては理想的な盗難環境となってしまう。
さらに、昨年夏頃からレクサス特有の盗まれ方のひとつである「CANインベイダー」という手口も急増している。
これはリレーアタックと違ってスマートキーとクルマが離れていても盗まれてしまうのでマンションの駐車場などでも起こりうることだ。フロントバンパーから内部のデジタル系統(CAN)へダイレクトにアクセスしてエンジンを始動させ、いとも簡単に盗んでいく。CANと繋がっている純正セキュリティだけでは当然対応できない。
スマートキーは電波を遮断する金属の箱に入れて保管し、高機能の社外セキュリティを信頼できるショップで装着し、さらに車両保険の契約は当然として、駐車監視機能付きのドラレコも常時ONにしておく…これらが現状では、もっとも有効で確実なLXの守り方と言えそうだ。
コメント
コメントの使い方それはセキュリティと言いません。
数千万もする車なんですよね❓