別冊ベストカー『Fun to Drive! TOYOTA クラウン SPECIAL』が3月31日(月)に発売となります(税込1500円)。第4のクラウンとなる「エステート」が発売開始になり、大変革を成し遂げた16代目クラウンのフォーメーションが完成しました。それを機に作った「丸ごと1冊クラウンだらけの別冊」です。その本の中から注目記事をピックアップしてお送りします。
文:ベストカー編集部 写真:奥隅圭之、トヨタ自動車
【画像ギャラリー】トランクの広さがハンパない!! ついに登場「クラウンエステート」をギャラリーでチェック(17枚)画像ギャラリー最大のこだわりは「ラゲッジルーム」!
クロスオーバー、スポーツ、セダンと、クラウンはすべて「全席特等席」を謳っているが、第4のクラウンとしてデビューしたエステートはその概念をラゲッジルームにまで広げている。
ここまでラゲッジルームにこだわったクルマは、クラウンはもちろんほかのクルマでもそうはない。商用バンじゃないんだから当然である。
それを「クラウン」でやってのけたのだから驚く。ほかの3車があるからこそ思い切れるわけで、「群」で戦う作戦があればこそ。狙った性能のど真ん中を撃ち抜けるのはやはり強い。
ワゴンとSUVの融合とも言えるエステートは、趣味や遊びで活躍するイメージが膨らむ。そうは言ってもクラウンだから上質、洗練、余裕の3つのキーワードを大切にしていて、単なる「遊び用のクルマ」ではないのだ。
一方で、趣味や遊びで使うのであれば長距離を疲れずに走れるのも大切な性能だ。そのためにエステートならではのセッティングが施されており、具体的にはDRS(リア操舵)の動きを少し弱めてスタビリティを向上。
また、ショックアブソーバーや電動パワーステアリングの操舵力なども直進安定性を重視した設定にしているという。
パワーユニットはクラウンスポーツと同じ直4、2.5Lのハイブリッド(HEV)とプラグインハイブリッド(PHEV)で、ZグレードがHEV、RSグレードがPHEVになるのもクラウンスポーツと同じ。
車重の違い(エステートが80kg重い)もあってHEVのシステム出力はスポーツの234psに対してエステートは243psに向上。このあたりの細かな設定の違いが、クラウン「群」それぞれの走りのキャラクターを決定づけていくわけである。駆動方式はPHEV、HEVともに後輪をモーターで駆動するE-Four。
価格はPHEV(RS)が810万円、HEV(Z)が635万円。ともにスポーツよりも45万円高で、RSはセダンの燃料電池車(830万円)に次ぐクラウンシリーズ2番目の高価格車となっている。
アグレッシブなのは確かだが、上質感もしっかりと兼ね備えているということだろう。月販目標台数は1500台(うちPHEVが500台)。これも激しい争奪戦になりそうだ。
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