イギリス車の盛衰 クーペ回顧 タルガトップ、ランチアへの憧れ【復刻・徳大寺有恒「俺と疾れ!!」】

■ランチアブランド

(現在(※当時)日本ではクライスラーのバッジが付けられ、イプシロンが販売されているランチアについて、どうもしっくりきません、名門中の名門なのに衰退感の否めないランチアブランドの復活は難しいのでしょうか? という読者の方からの声に)

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ランチア・ガンマ・クーペ…フラビアの後継モデルとして誕生。ピニンファリーナがデザインしたファストバックとホイールベースを115mm短縮したクーペがあった。クーペは今もファンに絶大な人気を誇る
ランチア・ガンマ・クーペ…フラビアの後継モデルとして誕生。ピニンファリーナがデザインしたファストバックとホイールベースを115mm短縮したクーペがあった。クーペは今もファンに絶大な人気を誇る

 ランチアは私も大好きなクルマです。

 記憶に残るクルマはたくさんありますが、ピカイチといえば、V6ユニット搭載のアウレリアGTですかね。世界初のV6エンジン搭載車でした。

 ランチアはヴィンチェンツォ・ランチアが起こしたブランドです。息子のジャンニ・ランチアの時代にF1を始め数々のモータースポーツに挑戦し、ブランドを確立しました。特にラリーでは圧倒的な強さでした。

 ランチアに憧れるのはスポーティなうえにエレガントだからです。かくいう私もランチア・ガンマのクーペに憧れ、欲しかったものです。水平対向4気筒2.5Lを搭載し、クーペの中でも最も美しいとされたクルマでした。

 ランチアは現在フィアットグループの傘下にあり、日本での正規販売はクライスラーブランドからのイプシロンだけですが、個性的なスタイリングのデルタなどがあり、日本でも販売してほしいですね。ブランド自体がなくなったわけではないので、落胆しないでください。

■徳大寺有恒の「俺と疾れ!」リバイバル特集

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