■先代のルノーメガーヌを買った時の話。カタログには載っていない鉄ホイール仕様が納車されてしまった

先代ルノーメガーヌを購入したOさんは納車を待ちわびていた。しかし、Oさんに納車するクルマが届けられたディーラーは途方に暮れていた。
というのは、Oさんが購入した時期のメガーヌの日本仕様は全車アルミホイールで、鉄ホイールの設定はなかったにも関わらず、なぜか鉄ホイールがついていたのだった!!
こういった、「本来日本仕様には設定されていない仕様(色や装備品)が日本に上陸してしまう」という手違いは輸入車ではそれほど珍しいことではなく、こういったクルマは本来市場に流通してはいけないので、インポーターの手により整理され、インポーターの社用車などに使われることが多いという。なのに、その隙間をすり抜け鉄ホイールのメガーヌはディーラーに配車されてしまった。
もちろんオーダーと違う仕様なのだから返品することは正当な権利なのだが、悪いことにOさんは納車を急いでおり、そんなことを言える状況ではなかった。困った営業マンは正直に「Oさんのクルマに本来ありえない鉄ホイールつきが来てしまいました。お詫びとアルミホイールとの差額として10万円引きますので、お納めいただけないでしょうか」と話してみた。
するとOさんは「商談の時には言わなかったけど、僕は本国仕様みたいな鉄ホイールがついた実用車が欲しかったから、喜んでそのクルマにします」と快諾。
ディーラーは在庫処分や代わりのクルマの手配の手間も省け、いっぽうOさんは安く、より好みに近い仕様のクルマに乗れるうえ、オフ会に行けばこのエピソードを誇らしげに話せるなど、この災いはOさんのメガーヌに関わった人全員をハッピーにしてくれた。
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これは編集部ウメキの体験談。毎年冬場になると交換するスタッドレスタイヤの寿命がそろそろ尽きたので、交換しようと某タイヤ専門店に行った時のこと。
当時最新の「ブリザックREVO1」に交換しようと価格を聞いたら……、思いのほかに高かった。見積もりを見た時、ウメキはあからさまにそんな表情をしたのだろう。
すかさず店員さんがリーフレットのような紙を差し出して「あっ、REVO1、新製品ですし高いですよね~。こちらだと4本セットで1万5000円ほど安くなりますよ」。
そこには「ST20」という商品名が。本誌タイヤ担当ウメキだが、これは知らぬ名前。いぶかっていると「実はこれ、MZ-03なんです。REVO1が出て旧型にはなりましたが、性能は折り紙つきです」と店員氏は満面の笑み。
REVO2に切り替わった後は「ST30」という中身はREVO1のスタッドレスタイヤが比較的安価に販売されている。
今シーズンはブリザックVRXが登場したので、「REVO GZ」が名を変えて安価で販売されるかもしれないので、店員さんに聞いてみるといい。
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