■先代フィットハイブリッドのキラキラしたグリルがイヤで、標準タイプのグリルで納車
これはかの三本和彦御大の体験談。
「もうずいぶんと前になりますが、フィットハイブリッドが出た時に、これはいいと購入を決めたわけなんですが、どうにもあのキラキラしたフロントグリルがいけません。ふつうのフィットはスッキリしていていい顔なんだけど、あのハイブリッドのキラキラグリルは、いかにも派手で好きになれない」
とまあ、御大はおっしゃるわけです。
で、販売店に行って商談をした際に「なんとかならないのかい!? あのグリルは……。普通のヤツに替えて納車してくれないか、もちろんサービスで」とモノは試しに言ってみた。
結論から言うと、三本御大のフィットハイブリッドは標準フィットのフロントグリルで納車されていた。三本さんにそんなこと言われた日には、「ハイ、サービスさせていただきます」と言うしかないよなぁ……。
「ボクはそんな強要するようなことは言いませんよ。サービスしてくれないかい!? と言っただけ。これはふつうの商談じゃあありませんかい!?」
たしかにそのとおりではありますが……。迫力に気圧されたんだろうな………。
【画像ギャラリー】注文してない仕様が届いちゃった!!? タイヤの「裏ブランド」ってなんぞ!!? クルマ界の「裏メニュー」的体験談10選(8枚)画像ギャラリー■アルファロメオ166の正規モノではATのみの設定なのにMTを買えた!
イタ車好きの埼玉県在住のAさん。アルファ166が登場した1999年、さっそく手に入れたくてディーラーへ。
ちなみに166、正規モノではATしか設定はなく、Aさんはそれが残念でならなかった。
「アルファのエンジンはMTで自由自在に操ってこそ魅力が堪能できる」とAさんは言うが、まったくもってそのとおり。現在のデュアルクラッチAMTならともかく、当時の日本仕様にはZF製4ATが組み合わされていたからなおさらMTだ。
「実はAさん、カタログには載っていないのですが今ならばMTもお選びいただけますよ」とディーラーマン。なんでも、本国側のミスで6MT仕様が20台ほど日本に到着してしまったのだという。
ラテン系輸入車ではこのようなことはけっして珍しいことではなかったようで、Aさんは喜んでMT仕様を購入したのだった。
【画像ギャラリー】注文してない仕様が届いちゃった!!? タイヤの「裏ブランド」ってなんぞ!!? クルマ界の「裏メニュー」的体験談10選(8枚)画像ギャラリー■R32GT-Rには、設定のない真っ赤なボディカラーが存在した
さて、これはもう15年近く前の話。「裏メニュー」というよりも「裏サービス」と言うべき内容だった。
1989年8月に発売が開始されたR32型スカイラインGT-R。カタログにはない目にも鮮やかな真っ赤に塗られた個体があった。いわゆるオールペンではなく、日産の村山工場をこのボディカラーでラインオフした正真正銘のオリジナルペイント。
少なくとも3台のGT-Rがあり、2LターボのGTS-tタイプMが2台作られたとの話。
そのうちの1台は徳大寺有恒氏の元に渡り、ベストカーの誌面にも幾度となく登場したので、それを作った日産としても、この「特別仕様」を隠す意図はなかったはず。
だって、5名の自動車評論家の手に渡れば、当然それは自動車雑誌にも掲載されるし、話題にもなることはわかりきった話。今ではこんな話はとんと聞くことはなくなった。
【画像ギャラリー】注文してない仕様が届いちゃった!!? タイヤの「裏ブランド」ってなんぞ!!? クルマ界の「裏メニュー」的体験談10選(8枚)画像ギャラリー
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