世紀の改革から3か月 トヨタ販売チャンネル統合で「現場」はどう変わった?

今こそ原点回帰を!!

 しかし併売開始で始まるとされる販売店の整理は、簡単に行うべきではないと筆者は考える。それは、前述したように、トヨタ販売店の多くが地場資本で経営されているからだ。常に地元密着で、地域のためにやってきたお店は、例外なくユーザーにとって必要な場所である。

 メーカーの言う「全てのお店で全てのクルマが買える」ことよりも、「地元密着の販売店が近くにある」方が、ユーザーの利益は高いのではないだろうか。今こそ、トヨタ販売店は地域から選んでもらえるように、地域ユーザーに特化していくべきだ。

2020年2月登場のヤリスと、まもなく登場するヤリスクロス

 地域ごとに販売スタイルが違ってもいいだろう。挨拶を変えてもいい、スーツの営業マンが苦手な人が多い地域では、スタッフの服装を週末だけ変える方法もある。

 地元を知っているからこそできる、特化した店づくりができれば、他との競争にもしっかり勝てる。トヨタ販売店には、創業当時に立ち返り、メーカーばかりを見るのではなく、地域ユーザー第一の意識を復活させてもらいたい。

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