■まとめ
永田氏は最後に「新車を買う大きなメリットのひとつはMOPやボディカラーなど、自分好みの仕様を選べること。本企画の趣旨と矛盾するかもしれないが、特に後から変えられないグレードとMOPは欲しいものを選ぶべき」とアドバイスをくれた。
月いくらになるのか、月いくらなら払えるかを考えると、クルマは買いやすくなる。「2万円台」という数字はひとつの目標として活用してほしい。機会があれば、次は3万円台で買えるクルマの特集をお届けしたい。
【番外コラム】トヨタ 新型ハリアーで考察! 長期カーローンの選び方
長期間のローンについても検証しよう。新型ハリアーのハイブリッドGグレードに、ETCやナビなどオプションと諸費用込みで総額439万7090円の場合の支払いを検証した。ディーラーは96カ月ローンを用意しているトヨタモビリティ神奈川とする。
結果は表を参照してほしい。
まずは(1)と(2)に注目しよう。(1)の5年間で支払う金額330万6000円。(2)の最終回支払い直前までの支払い額は330万2940円と、実は大した違いがない。5年で売ることを前提に考えた場合、(1)の金利がもっと高ければ(2)を選ぶべきだが、この条件下では(1)のほうが残債処理のリスクがないのでお薦めできる。だがしかし、(1)を選ぶなら一苦労してでも金利の低い(4)を選ぶほうがお得だ。
長期の借金が心配な人は、(3)のKINTOもお薦め。死亡時や免許返納、海外転勤時に解約金0になるので、長期保有の際のリスクが非常に少ない。ハリアーはリセールバリューが高いので、働き盛りであれば購入((1)、(2)、(4))を、定年退職し年金暮らしになったような方でクルマの売却に慣れていない人は(3)を、といった使い方を推奨したい。
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