三菱アウトランダーPHEV
SUVのプラグインハイブリッドのパイオニア的存在で、2012年の登場以来時間は経っているものの、エンジンを2リッターから2.4リッターに排気量アップするなど度重なる改良により、未だに魅力を保っている。
アウトランダーPHEVのハイブリッドシステムはフロントはエンジンを基本的に発電に使い、速度域が上がりEV走行だと効率が悪くなってくるとクラッチを介しエンジンとタイヤを直結するエンジン駆動モード付き2モーターシリーズハイブリッド、リアはモーター駆動というもので、エンジンの存在感が非常に薄い静かな走りや三菱自動車の4WDらしい雪道などでのコントロール性の高さが大きな特徴となっている。
三菱エクリプスクロスPHEV
2020年12月のビッグマイナーチェンジでエクリプスクロスに加わったPHEVは駆動用バッテリーやハイブリッドシステム自体といったハードウェアは、同じプラットホームを使うアウトランダーPHEVと共通だ。
しかし、アウトランダーPHEVに対しボディサイズの小さいクーペルックのSUVというキャラクターも反映し、アウトランダーPHEVにはないグラベル、ターマックといった走行モードに加え、ビッグマイナーチェンジでボディ剛性の強化やサスペンションのリセッティングが行われた効果により、SUVに乗っていることを忘れさせるほどスポーティな走りを楽しめる。
メルセデスベンツGLC350e 4MATIC、GLC350e 4MATICクーペ
CクラスベースのSUVとなるGLC、GLCを流麗なクーペルックとしたGLCクーペに設定されるプラグインハイブリッドは、211馬力の2L、直4ターボに9速AT内蔵のモーター(122馬力)との組み合わせにより、システム出力は3.5L、NA並の320馬力を誇る俊足プラグインハイブリッド+SUVだ。
また大容量バッテリーの搭載で車両下部の重量が増していることにより、ベンツらしい重厚感がより濃厚な点も特徴となっている。
BMW X3 xDrive 30e
3シリーズベースのSUVという点などベンツGLCと似たところが多々あるX3は、プラグインハイブリッドも184馬力の2L、直4ターボに8速AT内蔵のモーター(109馬力)を組み合わせる点もよく似ており、動力性能は292馬力のシステム出力により0~100km/h加速は6.1秒とスポーツカーに匹敵する速さを持つ。
BMW X5 xDrive 45e
ベンツならGLEに相当するX5のプラグインハイブリッドは3L、直6ガソリンターボ(286馬力)に8速ATに内蔵された113馬力のモーターを組み合わせたものだ。
駆動用バッテリー容量が24.0kWhと大きいこともあり、車重2500kgという重量級ながら0~100km/h加速は5.9秒とスポーツカーに匹敵し、EV走行距離もプラグインハイブリッドとしては長い。
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