なぜ三菱はコルトをやめてミラージュを復活させた?? “まじめ”な力作だけにもったいない!!

上質なコルト存続なら三菱のイメージは変わっていた?

 以上のように振り返ると、ミラージュとコルトはランクの違うクルマであった。そのために三菱も、コルトの名称は使わずに、コンパクトカーの印象が特に強いミラージュを名乗った。

 それにしても上質なコルトの進化が今でも続いていたら、三菱のブランドイメージは変わっていただろう。

コルトRALLIART Version-Rは、コルトをベースとしたスポーツモデル(販売期間:2006年~2012年/全長3925mm×全幅1695mm×全高1535mm)
コルトRALLIART Version-Rは、コルトをベースとしたスポーツモデル(販売期間:2006年~2012年/全長3925mm×全幅1695mm×全高1535mm)

 特にコルトに追加されたラリーアートバージョンRは、カッコ良くて楽しいホットハッチだった。今なら最低地上高(路面とボディの最も低い部分との間隔)に少し余裕を持たせたSUV風のモデルも成り立つ。

 コルトからミラージュへの転換は残念な方向に作用したが、今後はアウトランダーのフルモデルチェンジをきっかけに、新たな進化を開始して欲しい。

【画像ギャラリー】惜しまれて生産終了した三菱コルトと後継モデル 現行型ミラージュ厳選写真20点

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