■セダンに限らず、そもそもあまり使われていない
リアワイパーに関しては、セダンに限らず、「ユーザーがあまり使っていない」という実態もあります。
筆者はフロントウィンドウのワイパーと同じくらい、リアウィンドウのワイパーも使うのですが、周囲に確認すると「あまり使っていない」とか、ひどい場合には「そもそも動かし方を知らない」というかたもいました。
「後方視界はサイドミラーで確保するので問題ない」 「リアワイパーの動きがジャマ」 「リアワイパーがあたらない所に汚れが残るのが気になる」 「バック駐車するときしかリアガラス越しに見ない」 「リアのワイパーブレード代がもったいない」など、理由はさまざま。
たしかに、リアガラスをワイパーで拭わないとならないほど後方視界が確保できない場所というのは、雪国以外では、あまりないかもしれません。リアガラスが汚れにくいセダンであれば、余計でしょう。セダンでリアワイパーが消えていった理由には、この「ユーザーの使用実態」も関係している、と思われます。
■技術的な対処方法が確立した、と言えなくはないが…
セダンタイプでリアワイパーが減っていることについては、「技術的な対処方法が確立した」と、ギリギリいえなくもありません。
筆者はこれまで、プリメーラ、スカイラインと、セダンを乗り継いだ経験がありますが、ゲリラ豪雨に遭遇したときは、リアワイパーなくしては後ろが見えませんでしたし、また、黄砂や花粉などがガラスに付着して見えづらくなる、といった場面もありました。
メガネが汚れたらすぐにふき取るように、クルマの前後ガラスを常にきれいな状態に保ちたい筆者としては、リアワイパーは「無くしちゃ困るアイテム」のひとつだと考えています。
とはいえ、これは筆者の個人的な考えであり、確かに「なくてもなんとかなる」ということを考えれば、セダンでは必要ないアイテムなのかもしれません(納得はしていない)。
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