GRヤリス BRZ…「プラス2」といわれるリアシートに望外の価値?? 人気国産スポーツ6選

GT-Rの後席は「プラス2の使い方なら充分な広さ」

GT-Rはスーパーカーというポジションながら、収納量のある広めのラゲッジスペースがある
GT-Rはスーパーカーというポジションながら、収納量のある広めのラゲッジスペースがある

●リアシート

 かつてよく使われた言葉である「プラス2」的なリアシートとなっており、特に頭上空間が厳しく、ほとんどの人がバックウィンドウに頭が接触するだろう。

 しかし、頭上空間以外の足下空間と横方向はそう問題なく、プラス2のリアシートの使い方に沿った「雨の日に駅まで送る」程度であれば充分な広さを備えている。

 なお、GT-Rがリアシートを備えている理由の1つには「リアシートのある4人乗りのクルマとした方が、購入費用を経費で落としやすいから」というものとあるそうだ。

かつてよく使われた言葉である「プラス2」的なリアシートとなっている。プラス2のリアシートの使い方に沿った「雨の日に駅まで送る」程度であれば充分な広さを確保している
かつてよく使われた言葉である「プラス2」的なリアシートとなっている。プラス2のリアシートの使い方に沿った「雨の日に駅まで送る」程度であれば充分な広さを確保している

●ラゲッジスペース

 自動車メディアでは数台のクルマを使って撮影をすることがあり、その際1台に備品などを集中して積むことが多い。

 スーパーカーやスポーツ系のモデルを集めた企画の場合にGT-Rがあると、荷物を積むクルマになることが少なくないほど、GT-Rはスーパーカーというポジションから想像するよりずっと広いラゲッジスペースを備えている。

 GT-Rのラゲッジスペースが広い理由は、コンセプトであるマルチパフォーマンススーパーカーという言葉の中には「一週間の荷物2人分を積める」ということも含まれているからだ。

 そのため極端に低い全高などを諦めた代わりに、スーパーカーでありながら2人でロングツーリングができる実用性の高さを持ち、この点はGT-R以外のスーパーカーにはない大きな武器や個性となっている。

スイフトスポーツは荷室が「広さ以上の使い勝手」

スイフトスポーツは楽しいハンドリングと抜群のコストパフォーマンスをもつ。ラゲッジスペースは数値や見た目よりも広く使いやすい設計になっている
スイフトスポーツは楽しいハンドリングと抜群のコストパフォーマンスをもつ。ラゲッジスペースは数値や見た目よりも広く使いやすい設計になっている

●リアシート

 ベースが他社であればヤリスやマツダ2に相当するド真ん中のコンパクトカーであるスイフトだけに、リアシートもスイフト同様「広くはないけど、二人が不満なく充分快適に移動できるスペース」が確保されている。

スイフトスポーツのリアシートは、ベース車「スイフト」と同様に、充分快適に移動できる空間を確保している
スイフトスポーツのリアシートは、ベース車「スイフト」と同様に、充分快適に移動できる空間を確保している

●ラゲッジスペース

 265Lという数値的な容量は、コンパクトカーとしては平均的で、一見したところでは特に広くも見えない。

 しかし、上下方向に高いのに加え底面もスクエア(四角い)に近い形状のためスーツケースのような荷物も積みやすいなど、数値や見た目以上に広く使いやすいラゲッジスペースとなっている。

レクサスRCは「IS並みの後席空間」

レクサスRCのリアシートは頭上空間がギリギリ以外、レクサスISに近いスペースの広さをもつ(全長4700×全幅1840×全高1395mm)
レクサスRCのリアシートは頭上空間がギリギリ以外、レクサスISに近いスペースの広さをもつ(全長4700×全幅1840×全高1395mm)

●リアシート

 RCは、ベンツ CクラスクーペやBMW 4シリーズクーペ同様のミドルクラスのフル4シータークーペというポジションにあるため、頭上空間がギリギリという以外、リアシートは4ドアセダンのISにかなり近いスペースを備えており、4人での長距離ドライブも充分可能だ。

レクサスRCはミドルクラスのフル4シータークーペだが、レクサスISのリアシートにかなり近いスペースを備えている
レクサスRCはミドルクラスのフル4シータークーペだが、レクサスISのリアシートにかなり近いスペースを備えている

●ラゲッジスペース

 ISに比べれば若干狭いものの、2人分の一週間程度の荷物は余裕を持って積める広さを確保している。さらに6:4のトランクスルーも可能なことも大きな荷物を運ぶ際には有難い。

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