新型目前ながら実用的な86/BRZの後席&荷室
86はまだトヨタのラインナップには残っているものの、生産は終了している(編注:姉妹車のスバル BRZも受注終了済)。残るは在庫のみのため新車で好みの仕様を選ぶことは難しく、新車は買えない可能性も多々あるという前提で見ていきたい。
●リアシート
頭上空間は、ルーフかガラスに頭が当たる人がほとんどと厳しい。しかし、頭上空間以外はシート下に爪先が入りやすい点など、快適とは言えないもののプラス2以上の広さを備えており、イメージ以上に使える。
また、フロントシートにはグレードにもよるが、リアシートから使えるストラップを引くとフロントシートが前方に倒れると同時に前方に移動する機能もあるので、リアシートへのアクセス性も悪くない。
●ラゲッジスペース
トランクリッドはダンパータイプの開閉となっているため、ラゲッジスペースの容量をフルに使えることもあり、二人分までの荷物であれば積めないことはほぼないと言えるくらい、大きな容量が確保されている。
また86は登場当初から「リアシートを倒せば自車のタイヤ4本と工具類と手荷物も積めて、荷物が多くなりがちなサーキット走行に行く際などにも対応できる」という点を強調していたが、筆者が所有する86で試したところ、それは確かだった。
さらに16インチ、17インチであればトランクスルーをしてできたほぼリアシート部分だけでも何とかタイヤ4本を積むことが可能というの確認しており、想像以上に大きなものも運べる。
それだけにオーナーとして1つだけ惜しいのは、「トランクスルーが一体ではなく、左右独立なら三人+大きな荷物を運んでの移動も可能なのに」という点である。
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