連日の猛暑日が続き、あまりの暑さに人間が悲鳴をあげているが、クルマにとってもそれは同じ。できればクルマが悲鳴をあげる前にエンジンオイルを代えたいところだ。
そこで、今回は普通のガソリン車と違って、ハイブリッド車、ディーゼル車に乗っているユーザーに向けて、それぞれ専用のエンジンオイルは必要なのか、解説していきたい。
ハイブリッド車は当然ながら純エンジン車と比べてエンジンが動いている時間が短く油温が上がりにくいため、0W-8W、0-16Wといった超低粘度オイルが使われている。
ディーゼルエンジンは燃料圧力が主要部品にかかるため、それを支える油膜の負担も大きいため、ディーゼルエンジン専用のエンジンオイルが使われている。
ディーゼルエンジン専用エンジンオイルには、PM(黒煙などの粒子状物質)などの不純物や酸性物質も発生するため、それを中和するための清浄分散剤がガソリン用より多量に配合されている。そのため、ガソリンエンジン用のオイルは使えないということになる。
こうしたハイブリッド車、ディーゼル車専用のエンジンオイルについて、モータージャーナリストの高根英幸氏が解説する。
文/高根英幸
写真/トヨタ、日産、マツダ、Adobe Stock(アイキャッチ写真は@RS-Studios)、ベストカー編集部、ベストカーweb編集部
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