名門大洋フェリーは同じ大阪南港からの出航で17時発と19時50分発がある。17時発の方が運賃も安めで時期によっては様々なキャンペーンの対象となる。また今年は7月1日~9月30日の日程で出航時間に関わらずかなりお得な割引キャンペーンを展開しており、これがかなりオトク!
乗用車1台(全長6mまで)+ファースト(和室・洋室・和洋室いずれも最大4名まで)で26000円~32000円。
4人家族+5M超の大型セダンやミニバンなどでの利用は非常にリーズナブルだ。例えば月~木曜日17時発の同条件で利用した場合、正規料金76,240円に比べて最大で5万円以上!安く、ウェブ割引料金52000円に比べてもほぼ半額となっている。
ただし予約は7日前までで、キャンセル料も高め(50%)になっているので注意してほしい。条件が整えばかなりお得な料金と言えるだろう。
名門大洋の食事は夕食も朝食もバイキングのみ。ドリンクバー付き1600円はリーズナブルだが美味しいメニューは早めに行くのがおススメ。出航と同時にレストランが開店する。
■【全線フェリー】
①東京九州フェリー
・航路 横須賀発23:45発 新門司21:00着
・料金 64000円(5m未満1台+ツーリストS×2部屋)
・所要時間 約21時間
7月1日に新たに就航した「東京九州フェリー」に7月12日、クルマ1台(トヨタ・カレン)+息子と二人で乗ってみた。
実は7月1日のオープン日、台風の影響で大シケとなり船は揺れまくって「大浴場のお湯が半分以上なくなった」「海が見えたと思ったら次に空が見えた」「常にだれかが吐いている」という壮絶な情報がSNSに寄せられていたので、楽しみではあるものの正直心配も大きかった。
しかし、筆者が乗船した7月12日~13日にかけて中国地方は梅雨明けしており、穏やかな海と晴天に恵まれて快適な船旅を楽しむことができた。揺れはほとんど感じなかったが、ベッドに体を横たえていると細かな振動が使わってくる。
船内はさすがに新しく公共スペースが広く気持ちがいい。海に向かって窓際に電源付きサイトがあり筆者の他にもここでパソコンを広げていた人が2-3名いた。
●部屋
新造船とあって今の時代、もう昔のような「大部屋で雑魚寝」といった部屋は設置されておらず、もっともベーシックな「ツーリスト」(12000円)でもカプセルホテルくらいの個室空間はある。
筆者が利用した部屋は下から2番目の「ツーリストS」(+6000円)で窓はないがテレビと机と椅子は用意されていた。壁が薄いので独り言に注意!(隣の部屋にいる息子に音声入力でメールを送ろうとしたら、「聞こえてるよ!」と壁の向こうから聞こえてびっくりした(笑))
●アクティビティ
クロスワードパズルや国内フェリー初のプラネタリウム、ゴーストバスターズやE.Tなど家族で楽しめる映画の上映などアクティビティも充実している。時間を区切って実施されるので案内をチェック
●レストラン
乗船直後の夜食から、翌日の朝・昼・夕食までレストランでいただける。メニューが豊富で朝・昼・夕それぞれ違ったメニューが用意される。神奈川や九州・下関の新鮮な素材がとてもおいしい。注意すべきは朝8時~9時(ラストオーダー)、昼12~13時(同)など開いている時間が短いこと。
●お風呂
大浴場のほかに男女それぞれ露天風呂が併設されている。清潔感があり海風を浴びながらの入浴は最高!
乗船日の夜(午前1時まで)と、翌朝8時~20時まで利用できる。
この他東京~九州間をクルマと一緒に移動する手段としては「オーシャン東九フェリー」の存在も忘れてはならない。筆者も30年近く前に2回乗ったことがある。
東京有明19:30発~徳島13:20着~新門司5:35着(曜日によって異なる)と2泊3日35時間の旅で、
料金は通常は62350円(5m未満1台+2等個室2名)だが、9月30日までは1名分運賃18490円が無料となるキャンペーン中 これはオトクだ。
とくに娯楽などはなく、瀬戸内海ではなくほぼ太平洋を通る。どこまでも広がる大海原を横目にゆっくり読書に没頭したり、書き物をしたり、ゲームに熱中したりなどゆったりした時間を過ごすのも良い。なお、船内Wi-Fiはなく携帯電話も陸地の近くを通るときにのみ通じる。
シンプルではあるが、乗客が非常に少なく最安の二等でも2名個室(テレビや冷蔵庫付き)なのも嬉しい。
他の航路ではレストラン営業時間に食事時間を縛られるがオーシャン東九フェリーは自販機利用なので自分の好きな時間に食事ができる。
以上、首都圏から山口・九州へクルマを連れて移動する際の方法について筆者の経験を交えて書いてみました!
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