懐かしのボディカラー復活! 覚えていますか?「このクルマにこのボディカラー」


■NA型ユーノスロードスターVスペシャル/ネオグリーン

NA型初代ロードスターVスペシャルのネオグリーン

 そして同じく1989年9月には、日本の名車を語るうえでは絶対に外すことのできないマツダ(当時ユーノス)ロードスターが誕生し、1989年9月にユーノスロードスターがデビューした際の純正色は「クリスタルホワイト」と「クラッシックレッド」「マリナーブルー」「シルバーストーンメタリック」の4色だった。

 まぁこの4色も悪くない色味だが(特にマリナーブルーは素晴らしい)、もしも「ネオグリーン」が登場しなければ、NAこと初代マツダロードスターのその後のイメージは、現在のそれとは少々違うものになったのかもしれない。

 そんなネオグリーンが初めて人々の前に現れたのは、上記4色が発売された3ヵ月後、1989年10月の第28回東京モーターショーでのことだった。

 参考出品車として展示された「ロードスター Vスペシャル」は、英国車のブリティッシュ・レーシング・グリーンを思わせるネオグリーンなるボディカラーとタンカラーの本革シート、そして各種のウッドパーツを備えた上級仕様。

 そのシブさとカッコよさに来場者は熱狂した。そして翌1990年8月、ネオグリーンのVスペシャルは「ユーノスチャンネル創業1周年記念車」として正式発売されるに至ったのだ。

 というかネオグリーン、こういったウンチクは抜きにしても素晴らしすぎる色味である。筆者が以前購入したのは「シャストホワイト」のNAだったが、本当は心の底から「ネオグリーン」が欲しいと思っていた(……そのときはネオグリーンのいいタマがなかったんですよね)。

■初代エクストレイル/サンドカーキ、アッシュカーキ

初代エクストレイルのサンドカーキ
初代エクストレイルのアッシュカーキ

 個人的な話はさておき、まさに今最高潮を迎えている「アースカラー(カーキ色)ブーム」の端緒となったのは、2000年11月に登場した初代日産エクストレイルに用意された2種類のカーキ色、「サンドカーキ」と「アッシュカーキ」だった。

 T30こと初代エクストレイルのテーマカラーはカーキ系ではなく赤、具体的には「バーニングレッド」で、あれはあれでナイスな色だ。

 しかしエクストレイルという車の「たたずまいの良さ」を広く知らしめ、そして後の世にまで続くブームの発端となったのは、2種類のカーキ色だったのだ。

 しかしながら現在、初代エクストレイルの中古車のうちサンドカーキとアッシュカーキの数はきわめて希少。世界的なカーキ色ブームの立役者のひとつである割には、なんとも残念である。

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