後悔してからでは遅い かえって出費が増える前に行いたい車のメンテナンス


■エンジンはオイル管理とベルトの状態に注意

発進時などベルト類が「ギャー」というような悲鳴のような音がしたら、ベストやテンショナーに異常をきたしている場合が多いのでしっかり整備してもらおう(Kanemme6@Adobe Stock)

 ファンベルトは今やクーリングファンは回さず、エアコンのコンプレッサーやオルタネーター、ウォーターポンプなどの補機類を駆動するものとなっている。

 屈曲性の高いリブベルトによりクネクネと補機類を辿ってクランクプーリーに戻ってくるレイアウト(サーペンタイン式と呼ばれる)モノが一般的になり、ベルト1本ですべての補機類を駆動しているのだ。

 それだけにベルトや、その張力を調整するベルトテンショナーの役割が重要になる。街で見かけるクルマでも信号待ちでは普通にアイドリングしているのに、発進する時にいきなり「ギュー」とか「ギャー」という悲鳴のような激しい異音を放つクルマは、ベルトやテンショナーに問題が起こっている。

 すぐに整備工場に行って点検、修理してもらえばベルト交換やテンショナー交換だけで済む。ところがダマシダマシ乗っていると、最悪の場合ベルトが切れたり、テンショナーが壊れて、クランクプーリーにベルトが巻き付いてプーリーやエンジンにダメージを与えてしまうことにもなりかねない。

■バッテリーの劣化は気付きにくいので日頃からのチェックが大事

サルフェーションはバッテリーの起電力を低下させてしまうので、月に数度程度しかクルマに乗らないのであれば、パルス充電機能のあるバッテリー充電器でバッテリーを補充電してやると、バッテリーの寿命はグンと伸ばせる。大自工業メルテック全自動パルス充電器「SCP-1200」。参考市場価格:約6000円前後~

 純ガソリン車であっても、「クルマは電気で動いている」といえるほど、電装品の役割は重要だ。その源泉であるバッテリーは近年ますます負担が増えている。

 普段よりセルモーターの回りが重く感じられるようなら、すぐに対策する必要がある。そのまま乗り続けていたら、近いうちにバッテリー上がりを招くだけだ。

 普段が近所への買い物程度の使用であれば、たまには高速道路にのって足を伸ばして遠出するか、都市高速をクルージングするといい。1~2時間、連続で走行できればバッテリーへの充電もかなり進むので、電圧も上がって元気になるハズだ。

 アクセサリーソケットに挿すだけで電圧を表示するインジケーターを装着して、バッテリーやオルタネーターの状態をモニタリングするのも、予防手段としては有効だ。

 それでもバッテリーは劣化により内部抵抗が増えているから、走行中の充電ではある程度までしか回復しない。そのため走行による充電を続けても、根本的な対策にはならず、寿命をいくらか伸ばすだけに止まってしまう。

 ガソリンが高騰しているなか、バッテリーのためだけ(たまにクルージングするのはエンジンにも良い影響を与えるが)にドライブするのは燃料の無駄遣いやCO2排出増につながってしまうので、自宅で充電できる環境であればバッテリー充電器による追充電をしてやることをお薦めしたい。

 最近のバッテリー充電器は高性能で、バッテリー端子もそのまま、クルマからバッテリーを降ろす必要もなく充電することができる。

 さらにパルス充電機能が備わっているタイプなら、月に1度パルス充電を行なうことで、内部抵抗の増大を食い止め、バッテリーの寿命を大幅に伸ばすことも可能だ。

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