ガソリン暴騰時代に知っておきたい!! WLTC低燃費車と極悪燃費車 10選

■極悪燃費車1位:GT-R(WLTCモード燃費:7.8km/L)

R35 GT-R 3.7Lツインターボで570PSで7.8㎞/Lという燃費は仕方なし。ただ高速クルージング時はリーン燃焼により10㎞/L近い燃費をたたき出す 意外?な経済性を誇る
R35 GT-R 3.7Lツインターボで570PSで7.8㎞/Lという燃費は仕方なし。ただ高速クルージング時はリーン燃焼により10㎞/L近い燃費をたたき出す 意外?な経済性を誇る

 燃料消費量の多い車種は、いずれも動力性能が高く、ボディは大きい。ワースト5車を並べると、WLTCモード燃費は8.4km/L以下に収まる。V型8気筒エンジンを搭載するレクサスRC・Fは8.5km/Lだから、僅差でランク外になった。

 最も燃料消費量の多い車種はGT-Rだ。WLTCモード燃費は7.8km/Lで、プレミアムガソリンを使う。ヤリスハイブリッド(36.0km/L)に比べて、燃料代は約5倍だ。

 その代わり動力性能も高く、最高出力は570馬力、最大トルクは65kg-mに達する。フル加速を行えば、燃料消費量に見合うパワーを発揮する。価格も最も安いピュアエディションが1082万8400円だから、ヤリスハイブリッドXの199万8000円に比べると5.4倍だ。

 つまり、さまざまな数値がヤリスハイブリッドXの5倍になる。おそらく次期型は存在しないので、高性能車の好きなユーザーは、予算が許せば購入しておくと良いだろう。

 生産終了が発表されると注文が集中して、短期間で売り切れる可能性が高い。中古車市場では高値になり、有利な条件で売却できると思われる。

■極悪燃費車2位:ランドクルーザー300ZX(WLTCモード燃費:7.9Km/L)

ワースト2位は今年発売のランドクルーザー300の上級モデルで7.9㎞/L。200系からワーストの常連で新型もあまり向上せず。ただその分動力性能は飛躍的に向上している
ワースト2位は今年発売のランドクルーザー300の上級モデルで7.9㎞/L。200系からワーストの常連で新型もあまり向上せず。ただその分動力性能は飛躍的に向上している

 極悪燃費車ワースト2位は、ランドクルーザーに3.5Lガソリンツインターボを搭載したグレードだ。ベーシックなGXとAXのWLTCモード燃費は8.0km/Lだが、売れ筋のZX、GRスポーツ、VXは7.9km/Lになる。プレミアムガソリンを使うので燃料代は一層高い。

 先代型のV型8気筒4.6LのWLTCモード燃費は6.7~6.9km/Lだったので、燃費数値はあまり向上していない。その代わり3.5Lツインターボになって最高出力は先代型の318馬力から415馬力に、最大トルクも46.9kgmから66.3kgmに向上した。

 現行型のV型6気筒ツインターボは、先代型のV型8気筒に比べて、低回転域から沸き上がるようなトルクとスムーズさには欠けている。その半面、高回転域まで含めて動力性能は上まわる。

 車両の性格を考えると、71.4kg-mの最大トルクを1600~2600回転で発揮する3.3Lクリーンディーゼルツインターボも魅力的だが、ガソリンも運転感覚が自然な印象で扱いやすい。

■極悪燃費車3位:レクサスLC500コンバーチブル(WLTCモード燃費:8.0km/L)

ワースト3位はLC500コンバーチブルとなる。同モデルはV8 5LのNAエンジンのみの設定。官能的なエンジンサウンドを響かせて走る優雅な姿は日本でも唯一の存在だ
ワースト3位はLC500コンバーチブルとなる。同モデルはV8 5LのNAエンジンのみの設定。官能的なエンジンサウンドを響かせて走る優雅な姿は日本でも唯一の存在だ

 LC500コンバーチブルは、V型8気筒5Lエンジンを搭載して、WLTCモード燃費は8.0km/Lだ。クローズドボディのクーペは8.4km/Lだが、コンバーチブルでは燃料消費量が増える。

 V型8気筒5Lエンジンの最高出力は477馬力、最大トルクは55.1kgmとされ、最高出力は7100回転で発生する。そのために低回転域から高回転域まで、幅広い領域で加速性能が優れている。

 特に気持ちが良いのは5000回転を超えた高回転域で、7000回転付近までダイナミックに吹き上がる。同じV8エンジンでも、RC・Fではエンジンサウンドの演出が過剰だが、LC500では自然に抑えられている。

 ソフトトップを降ろした状態では、V8サウンドが心地よく聞こえて、LCならではのパワフルで爽快な走りを満喫できる。価格は1477万円で、燃料消費量も多いが、その効果は十分に得られる。

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