最も高いのは「長野」じゃない? 47都道府県でガソリン価格が一番高値はどこだ!?

どこが安い? 都道府県別に見ると、最も高いのは長野県ではない?

各都道府県でのガソリン価格は、どこか一部の地域に高値圏が集中している訳ではなく、それぞれにガソリン価格が高くなる事情がある地域が存在している(Ladanifer – stock.adobe.com)

 最近は製油所も統廃合されたことで、製油所からの配送距離は長くなったところが増えているだろうが、石油元売り各社は、精製したガソリンをお互い融通し合って配送のコストを削減するなど、流通量が減っているもののガソリン価格のコスト抑制には努力しているという事情もある。

 ガソリン価格を各都道府県の平均価格で見ると、最も安いのは愛知県で、次いで千葉県、岩手県、和歌山県と続く。この結果を考えれば、東海や関東、東北といった地域による価格の傾向はないことがうかがえる。

 しかも各都道府県でのガソリン価格を個別に見れば、やはり愛知や岩手、和歌山のガソリンスタンドが安値の上位に入ってくるが、県内での最安値と最高値ではかなりの開きがある。つまり平均価格は価格が安いスタンドと高いスタンドが混在している状態であり、県レベルで判断するのはちょっと強引な判断なのである。

 それでも長野県は最安値でも160円、最高値は188円と全体的に高めな傾向にあるのは間違いない。

 ただし、平均価格でみて最もガソリン価格が高いのは長野県ではないのだ。長野県は高い順からみると3位で、そのうえには大分県、高知県とそれぞれ九州と四国地方に点在しており、どこか一部の地域に高値圏が集中している訳ではなく、それぞれにガソリン価格が高くなる事情がある地域が存在するのだ。

 大分県は九州石油時代から製油所が存在しており、現在もENEOSが稼働させている。つまり輸送コストは最小レベルと言ってもいいほどで、近隣県の方がむしろ割高になる条件だが、実際の売価は逆転している。どうやら大分県は石油販売の協同組合の結束が固く、安売り競争とならないようにしているらしい。

 では、最も高い高知県はどういう事情でガソリン価格が高くなっているかというと、こちらは製油所が近くになく、さらに大分県同様、安売りをしないという商慣習があることから、他県と比べると高い価格が維持されているようだ。

 いくら隣県の方が安いといっても、そこまで行って給油する時間と燃料費を考えれば、地元で給油するドライバーが多いため、独特の経済構造が成り立つのだ。

 ちなみに店舗別での最高額だけ見れば地価の高い東京都心部が1位(八丈島も同等)だが、東京都全体でみれば拠点数が多く価格競争もある地域では薄利多売に走っているので、全国で見れば9番目の安さとなっている。

次ページは : 燃料の価格はこれからも上昇し続けるのか?

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