Q05…「店長にはなりたくない」という噂は本当ですか?
A05.管理職業務に特化するので、新車を直接販売することができなくなる。当然マージンがもらえなくなり、それが店長になりたがらない大きな理由のようだ。加えて上層部からガミガミ言われ、部下からの突き上げも最近は気になるので、店長は嫌がられている職種のようだ。
Q06…かつてセールスマンは“夜の仕事”といわれたそうで…。どういう意味?
A06…20年ほど前までは、昼間接客した相手や、新車を買いそうなお客の家を“夜訪(夜間訪問)”するのが当たり前とされ、メインの仕事とも言われた。一晩に数件まわることもあり深夜に店舗に戻るのも当たり前。そのため昼間はそれぞれのお気に入りの場所にクルマを停めて昼寝をするのも“仕事”とされた。
Q07…都道府県を越えて試乗にやってくるお客さんがいたって本当?
A07…今ではウェブ上で各店舗の試乗車の情報を見ることができるが、以前はこんな話もあった。販売台数がそれほど多くないモデルのMT車の試乗車が用意されている店舗のことが口コミで広がり、隣接県から若者が友だちと連れ立って試乗にやってくることが多かったという。
ただし、販売担当地域外から来ていることもあり、試乗だけで終わったとのこと。
Q08…花形セールスマン(トップセールスマン)は今もいるんですか?
A08…答えはNO。トップセールスマンは売りすぎるのはいいが、それに付随する作業を周辺の人間に手伝わせることになり、業務的に非効率。なので現在は、“広く浅く”という感じで各セールスマンが目標台数を必達することに重きが置かれている。
Q09…高いクルマは店頭では売らない……って本当ですか?
A09.デパートの“外商”と同じノリになっている。少し前、筆者が某超高級輸入車ディーラーへ行った時、店頭には“留守番”しかいなかった。
お得意様の自宅などへ出かけ、そこで商談するのが高級輸入車では販売の中心となる。超高額商品となるので、お客の生活実態を探るという意味でも、訪問して商談することは大切なのである。
Q10…商談が「値引きなど購入条件交渉」だけのケースがあるらしいけど?
Q10…メーカーウェブサイトは見積りシミュレーションができるほど内容が充実。なのでディーラーを訪れる前に、自分で予算も絞り込めるので商談は“値引き交渉のみ”になることも多いようだ。
Q11…トヨタで軽自動車を売るメリットは何なの?
A11…トヨタの登録車に乗るお客が「軽自動車も欲しい」となった時、ディーラーとしては即対応できる。登録車と一括して購入してもらうメリットは大きいので、トヨタで軽を扱うのはアリだ!
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