■手軽さがウリのカーシェアと長距離向けのレンタカー
ただし最近は、カーシェアリングとレンタカーの区分も曖昧になってきた。カーシェアリングでは、15分当たり220円といった使用料金を設定しながら、12時間まで5500円、24時間まで6600円、48時間まで9900円といったコースも選べる。
レンタカーは先に述べた通り、コンパクトカーが12時間まで5000~7000円、24時間は7000~9000円、48時間は1万3000~1万5000円という具合だ。
カーシェアリングは、基本的にスタッフが常駐して車両のメンテナンスや受け渡しを行う営業所を持たないため、使用料金も少し安いが、価格的に重複するところも多い。
従ってカーシェアリングをレンタカーのように利用することも可能だが、基本的には、先に述べたように日常的な短距離移動に適する。レンタカーに比べて短時間だけ使えて予約も簡単だから、車両が近所の駐車場に置かれていれば、買い物などに使いやすい。利用の手軽さではカーシェアリングが優れている。
一方、レンタカーは、長距離/長時間の使用に適する。借りた時には燃料は満タンになっていて、清掃も済まされているからだ。
また最近はカーシェアリングも車種の選択肢を増やしてきたが、基本的にはコンパクトカーが中心だ。商用車のハイエースやキャラバンを希望する時は、レンタカーの方が借りやすい。
クルマ好きのユーザーが、SUVや輸入車を借りて運転を楽しみたい時も、レンタカーの利用が適している。ニーズに応じて活用したい。
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