発売10年目にまさかのビッグマイナーチェンジ!
そして驚いたことに、3代目エスティマは登場から丸10年になった2016年6月に大がかりなマイナーチェンジを行い、内外装を化粧直ししたのである。
フロントマスクとリアまわりのデザインを一新し、エアロ仕様のアエラスだけに絞り込んだ。インテリアも新デザインのメーターや大型センターコンソールを採用し、華やかさを増した。
パワーユニットはV型6気筒が整理され、直列4気筒DOHCだけに絞っている。サスペンションにもメスを入れ、一部グレードにはパフォーマンスダンパーを採用した。また、衝突回避支援システムと車線逸脱警報に代表されるトヨタセーフティセンスCや新世代UVガラスも標準装備する。
大幅なテコ入れによって3代目エスティマは魅力を増し、再び息を吹き返した。Lクラスのミニバン市場は、キャビンの圧倒的な広さと豪華さを徹底的に追及し、オラオラ顔を誇示するアルファードとヴェルファイアが我が世の春を謳歌している。押しの強さと広さがウケ、販売は絶好調だ。
エスティマのキャビンはそれなりの広さにとどまる。だが、清楚なデザインと上質な走りを武器に、エスティマは長く好評を維持し続けた。
とは言っても基本性能に古さが見られるから、延命措置は長くは続かない。早晩ジリ貧になることは分かっていたが、モデルチェンジには多額の開発費が必要になる。
アルファードとヴェルファイアは破竹の快進撃を続けていたから、トヨタはエスティマの役目は終わったと判断した。そこで大ナタをふるい、エスティマを切ってしまったのだろう。
ミニバンの革命児で、日本の自動車史に深く刻まれる名車。それが3代のエスティマだ。
【画像ギャラリー】アルファードの栄華は「天才タマゴ」から生まれた!! 国産ミニバンの始祖トヨタ エスティマ(11枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方エミーナ、2代目、3代目と乗り継いできたけどモデルが無くなってしまい乗り換え先がない…アルファードでもいいんだけど顔がなあ…家で充電できる環境も整ったし、BEVかPHEVにして復活してくれないかなぁ
エスティマをphevにして再販して欲しい・・・
エスティマは後継があれだけ長く売れた上に大規模MCまで受けたのだからずっとマシな扱いでしょう。
MPVは燃費以外とても良かったのに続かず、やっと出たCX-8は全く別物の使い辛い長SUVになっていました。
マークXジオも一切売れず消え、成功したオデッセイまで消え…価値観が変わり、家族を最優先できる者にとっては中途半端という時代になったのかも知れません。