もう「安物」なんて言えないぜ!!  最近「3気筒エンジン」が注目度急上昇のワケ

【番外コラム】3気筒エンジンといえば… 軽のベストエンジンは?

 軽自動車用エンジンは1990年代にはホンダを除く各メーカーが4気筒をラインナップしていて、例えばスズキのセルボモードや、ダイハツのムーヴなど、ちょっと上級を意識したモデルに搭載されていた。

 三菱ミニカダンガンなどに搭載する「4A30」型4気筒エンジンがあり、1気筒当たり5バルブの超マニアックなエンジンだった。スバルは比較的最後まで軽自動車用4気筒エンジンを残していたが、軽の自社開発から撤退し、今では消滅した。

 というわけで今では軽自動車を開発、生産するスズキ、ダイハツ、ホンダ、日産&三菱(NMKV)はいずれも3気筒エンジンのみのラインナップとなっている。

 そのなかで出色の出来を感じるのがホンダS07B型だ。

 軽自動車のエンジンは、総排気量が660cc以下に制限されるうえ、ターボを装着しても最高出力は64psが上限となるため、各メーカーであまり差が付きにくいのが従来だった。

 しかし、ホンダのS07B型はNAのトルクの出方がいい。低い回転域からスムーズトルクが立ち上がるため、街中での小気味よい走りが心地いいのだ。

 スズキR06A型も、ダイハツKF型も軽自動車を作りなれたメーカーならではのバランスのよさを感じ、不満はないのだが、ホンダのS07Bは明らかにコストがかかっている感のある「よさ」がある。

 日産、三菱BR06型は、残念ながらこれらのなかでは最下位の評価となる。

ホンダのS07B型658cc3気筒は軽自動車用エンジンとしては出色の出来。NAでのトルク感がいい(写真はホンダ N-ONE RS)
ホンダのS07B型658cc3気筒は軽自動車用エンジンとしては出色の出来。NAでのトルク感がいい(写真はホンダ N-ONE RS)

(TEXT/鈴木直也)

【画像ギャラリー】日本で販売される直列3気筒エンジン搭載車一覧と主なモデルたちをギャラリーでチェック!(15枚)画像ギャラリー

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