■販売に苦しんだスバルを救ったレガシィ
第2世代のレオーネでは二段ルーフのツーリングワゴンを設定。日本初の4WDオートマチックやターボ車を加え、シンメトリカルAWDのコアテクノロジーを確立した。だが、プライドの強さと慎重な経営姿勢が足を引っ張ってフルタイム4WDの投入はライバルに後れを取る。
この反省から、21世紀に向けて新しいスバルのクルマ像を模索し、1989年に送り出したのがレガシィだ。新しいアイデアを盛り込んだレガシィはツーリングワゴンを中心に好調な販売を記録。派生車種としてクロスオーバーAWDのアウトバックも生み出した。
独創性を重視するスバルは走りの楽しさにこだわり続けている。だが、21世紀を前に運転支援システムの実用化にも取り組み、アイサイトを送り出した。今、取り組んでいるのは、環境性能の向上だ。
■個性派すぎる珍車も?
スバル70年の歴史は、独自の世界観と愉しさを追求した個性的なモデルで溢れている。もちろん、迷車や珍車もあったが、それらも後世にしっかりとバトンを受け継いでいる。その象徴が、インプレッサグラベルEXだ。
そして、水平対向エンジンやAWDなどに代表される独自技術は、各車の魅力を高める大切な調味料であり、その味の虜になってしまう人も多い。だからこそ、スバル車は時が流れても、強く輝き続ける。
■コンセプトカーも傑作揃い!!
B9スクランブラーは、SUV並みの200mmの最低地上高を備えた4WDオープンカー。シリーズハイブリッドや先進安全機能も搭載。後の飛行機モチーフのスバル顔の原点でもある。
B11Sは、スペインのFuore社とともに仕上げた観音開き式4ドアを持つ上級クーペ。開発中のフラット6を搭載し、400ps/56.1kgmを発揮。5速ATの4WD車であった。
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コメント
コメントの使い方鷹目インプがでた頃は、これからのスバルは全部この顔になるもんだと思ってました。
各車のよい所をかいつまんで紹介してくれる記事は嬉しいですね。
崩壊始まってるBEVバブルに左右されず、これからもボクサーと見切りの良さと遊び心に本気を出すことを守り続けて車造りしてほしいです。