■トランスミッションにもセンサーが?
10:トランスミッションスピードセンサー
スピードメーターに表示されている車速を測定しているのがトランスミッションスピードセンサーだ。
車速の測定はクルマの場合はトランスミッションのシャフトから回転数を検出し、そこから車速を割り出している。
近年のクルマは、車速表示だけではなく、エンジン/パワステ/シフト時期、クルコン、衝突回避ブレーキなどにも車速信号を用いるので、ここが故障すると同時多発的に電子制御の動作が停止する恐れがある。
11:シフトポジションセンサー
AT車のギアポジションを検知し、ECUに伝えているのがシフトポジションセンサー。例えば、DレンジやRレンジに入れたままエンジンを切った時、スタートスイッチを押してもエンジンが始動しないのは、シフトポジションセンサーが異常を検知してセーフティ機能が働いているからだ。
また、シフトポジションセンサーが故障すると、シフトチェンジをしたくてもPポジションから抜けないといったトラブルが発生する。
■センサーが分かればクルマの頭脳が手に取るように分かる!!
ここまででエンジンとトランスミッションでどのクルマにも必ずあるぞというセンサーを紹介したが、これがハイブリッドやBEVになるとさらに種類は膨大になる。
まるで人体について学ぶように見ていくと、クルマのセンサー、大変奥深い世界だぞ!
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コメント
コメントの使い方私はこれらのセンサーは、人間で言う自律神経と内臓的に捉えています。
私達も心臓の鼓動を自覚し調整してる訳じゃなく、走るときは体がシステムに伴い自動で最適に合わせてくれるので。
そして電子制御ダンパーやシンメトリカルAWDなどのトルクベクタリングが、感覚器官のうちの一つ一つと脳による出力という感じ。