2024年2月のシカゴショーで新型フォレスターの実車が出展されたが、どうやら日本への導入は2025年春になりそう。歴代最高のヒットモデルになりそうな新型6代目フォレスターについて予想してみた!
文/ベストカーWeb編集部・渡邊龍生、写真/スバル、ベストカー編集部
■初代フォレスターはステーションワゴンに近い性格
日本では依然として5代目フォレスターが継続販売されているが、米国では2024年2月のシカゴショーで新型6代目フォレスターの実車を公開している。日本での新型フォレスター導入は2024年発表、2025年春に販売開始となりそうなスケジュールだが、歴代フォレスターの系譜から新型を占ってみたい。
初代フォレスターが誕生したのは1997年。2代目レガシィツーリングワゴンの車高をアップさせたグランドワゴン(現在のレガシィアウトバックの初代モデル)が登場して2年後で、当初はツーリングワゴンに近い性格のクロスオーバーモデルだった。
ベースとなったのは初代インプレッサで、初代フォレスターは全グレードがEJ20ターボの250ps仕様エンジンを搭載(その後の改良で240psに)。そのボディサイズは全長4460×全幅1735×全高1535~1595mm、ホイールベース2525mm。最低地上高は200mmを確保していた。
2002年1月までに14万台を超える販売台数を記録し、当時のスバルではレガシィ、インプレッサに次ぐ第3のモデルとしての地位を確立していく。
■2代目はキープコンセプト、3代目はSUVっぽさを強めて登場
2002年に登場した2代目はキープコンセプトを採用し、こちらも2007年12月の販売終了時までに11万台以上を売り上げてヒットモデルに。フォレスター初のSTiバージョンも2005年に設定された。
2007年に登場した3代目モデルは従来までより車高を上げ、クロスオーバーSUVらしさを高めて導入。主要市場となっていた北米では高評価を受けた一方、日本では2012年11月までに7万2000台超と初代、2代目よりもやや台数を落とした。
そして2012年11月に日本で発表された4代目モデル。これまでと同様に2Lターボモデルも設定されたのだが、歴代で初めてターボ車にボンネットのエアスクープが設けられなかった。
設定された2L水平対向直噴ターボのFA20ターボは、5代目レガシィや初代レヴォーグ2Lターボ&初代WRX S4の最高出力300ps仕様からややデチューンされ、280ps仕様に変更されている。
この4代目モデルも現行5代目にバトンタッチするまでに国内で7万7000台以上を販売し、先代並みの台数を売り上げた。
■新型はさらにSUVらしさを向上!
これまで4代までの系譜を受け継ぎ、2018年6月に登場した現行5代目フォレスター。そのボディサイズは全長4625×全幅1815×全高1715~1730mm、ホイールベース2670mmと、全長で165mm、全高で180mm以上も初代モデルからサイズアップ。
パワートレーンも当初、2.5L水平対向DOHCのみだったのが、2Lマイルドハイブリッドのe-BOXERと1.8L直噴ターボの2本立てに切り替えている。また、北米市場ではアウトドア志向を強めた「ウィルダネス」グレードが設定されていた。
そこで気になってくるのが2023年11月のLAショーで初公開され、2024年2月のシカゴショーで実車が公開された新型6代目フォレスター。そのエクステリアデザインはこれまで以上にタフなSUVとしてのイメージを高めている。
北米仕様となる新型フォレスターのボディサイズは現行型から若干アップとなる全長4655×全幅1828×全高1730mm、ホイールベース2670mmで最低地上高は221mmとなっている。
コメント
コメントの使い方まあ、今のスバルは国内で他に売れる車無いもんね。あっ・・・日本国内はどうでもいいんだっけ?。