「失敗作の汚名挽回!!」大胆イメチェンで一発逆転!! 大成功したクルマたち

■フルモデルチェンジかと思わせる前代未聞の大変身 【レクサス・IS(現行)】

「失敗作の汚名挽回!!」大胆イメチェンで一発逆転!! 大成功したクルマたち
インテリジェント・スポーツセダンにふさわしく、引き締まったプロポーションに仕立てられたIS。当初のフロントマスクは、L字型を強調したクリアランスランプとスピンドルグリルでレクサスのアイデンティティを表現していた

 現行ISがデビューしたのは2013年。もう11年も前のことだ。しかし、今でも古さを感じさせないのは、2020年にビッグマイナーが行われて見た目がガラッと変わったから。

 フルモデルチェンジ時の開発キーワードは「真の“走る楽しさ”の体現」。それを実現させるため、「気持ちのいい走り」と「スポーティなデザイン」を追求したという。

 エクステリアは、レクサスのアイコンであるスピンドルグリルを軸に、力強さやスポーティさを表現。シャープなプレスラインや、フロントからリアまで一気に跳ね上がるロッカーラインが特徴的だ。

 また、2016年のマイナーチェンジでは前後の意匠が小変更された。

 そして、2020年にビッグマイナーチェンジを実施。

 前後を見ても従来の面影はなく、まるで新型のよう。フロントマスクは、小型軽量ランプユニットによる薄型ヘッドライトに加え、低くかまえたグリルで重心の低さを表現。サイドは大きく張り出したフェンダーが印象的で、リアにはL字をモチーフにした一文字のコンビランプが採用された。

 しかも、こうしたアップデートを行うために、外板パネルはすべて新規部品というのだから恐れ入る。つまり、マイナーチェンジとしては異例といえる大規模なものなのだ。これはもう、新型として扱ってもいいのではないだろうか。

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