■やってみれば意外と簡単! オンライン講習の手順
では、実際のオンライン講習はどういった流れで行われるのだろうか?
まずは免許更新のタイミングで送られてくる通知ハガキで、自分の講習区分がオンライン講習が可能な「優良」または「一般」であることをチェック。
オンライン講習が受講できるのはモデル事業を実施している地域に住む対象者のみで、受講可能な時期はもちろん、更新の手続き期間内に限られる。
自分がオンライン講習の対象となることがわかったら、管轄する警察署のホームページにスマホまたはパソコンからアクセスし、そこからリンクされている専用サイトへと移行する。
画面の指示に従いながらマイナンバーカードをスマホやパソコンのICカードリーダーにかざし、署名用電子証明書用暗証番号(パスワード)や運転免許証番号などを入力すると、動画による講習がスタートする。
講習動画は3つのチャプターに分かれており、その都度顔写真の撮影や確認問題が出題されるので、気を抜くことなくしっかりと受講しよう。
免許区分が「一般」の場合はその後、運転適性診断が実施され、設問の回答に応じた複数の講習動画の視聴と再度顔写真が撮影が行われる。
その後アンケートに回答すれば、オンライン講習は終了。アンケート回答後に表示される画面で、受講状況の確認もできる。
■オンラインだけでは更新手続きは完了していない!?
オンラインでの講習が終わったからといって、免許証の更新が完了したわけではない。
その後は通常の更新手続きと同様、警察署や運転免許センターに足を運び、適性検査や写真撮影といった手順を経て、無事に新しい免許証が交付される。
便利なオンライン講習ではあるものの、マイナンバーカードや、対応するスマホ・パソコンを持っていないという人にとっては、オンライン講習のためにそれらの機材を揃えるのは少々ハードルが高い。
また、オンライン上ですべての手続きが完結せず、結局は警察署や運転免許センターに行かなければならないという点もやや不満が残るところ。
いっぽうで、実際にオンライン講習を受講したドライバーからはおおむね好評であり、講習を受ける場所や時間的な自由度が高い点や、免許センターなどに滞在する時間を短縮できるといったメリットがあることは間違いない。
2024年度末をめどに全国すべての地域で受講できることを目指しているというオンライン講習。
不満な点はまだまだあるものの、多くの人にとって利便性の向上がつながることが期待できるだけに、その導入が待ち遠しい。
【画像ギャラリー】講習のオンライン化のハードルは高い!?(7枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方講習のオンライン化って、オンラインでPCサイト開いてるだけで、視たことになるんじゃないのか?それとも時間内に質問に対し、答えるような内容なのか?PC持ってない人は?